2025年02月12日

ウサジイの公演日記#1117

演劇が子どもの発達に良い影響をもたらす…学術的にも是とされている話ですが・・・。その日のお芝居が、その子の成長に確かな足跡を残した例に、何度か出会っています。でもそれは、ジイの長い公演生活でも何年かに一回。けれど最近もそんなことがあり、それはジイ達にフィードバックされて、幸せな気分にさせてもらっています。
東濃・土岐市のこども園で「ももん&カミナリ」の日。先生との上演打合せでは「入場が不安・人見知りの子は、予め下見して役者と触れ合ってください」と伝えている。すると衣装替えをした頃に、会場の前に先生と男の子の姿が見える。引き戸を開けて入ろうとしたが、直ぐに廊下に戻ってしまう。初めてのジイ達は警戒すべき存在なのだろう。おさんぽメンバーのCちゃんが「ワンワン」を取り出して見せる。(ワンワン=ウェルカム人形…註・参照)すると急に警戒心を解き、小躍りするように会場に入ってくる。そしてワンワンに近づいたり逃げたり。やがて先生が保育室に帰るよう促すが、そうはゆかない。Cちゃんのワンワンがエスコートして帰って行った。
さて上演。皆が一堂に会する催しには一度も来れなかった彼。上演が始まる頃には会場前に居り、自ら入って来てくれた。「ももん」は完璧に観劇。「カミナリ」は途中、出たり入ったりだったが、恐らく6〜7割は観られたんじゃないだろうか。…そして終演後、先生から感動の報告があった。言葉が遅れている彼。今まで園では「いや!」しか言えなかった。しかしこの日、初めて「はい!」と言ったらしい。先生は「おうむ返し的に言ったんです」「周りの先生もビックリ!」だという。想像するに「ももん」終盤・抱っこされて「た〜たん」と言うももんに「は〜い」と応えた場面じゃないかと思う。・・・なぜ彼がそこで言葉を発したのか?不明だが、何かしら感じるモノがあったのでしょう。先生「お帰りの時に、お母さんに伝えます」と嬉しそうでした。
※註:ウェルカム人形=観客入場時に、時々パフォーマンスする人形など。「ケンムン」ではロボット君、「コンポン」では松ぼっくり三兄弟、「ぐるんぱ」ではコロコロ(円筒形のオブジェ)でした。
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2025年02月10日

ウサジイの公演日記#1116

【ウサジイ昔ばなし】〈129〉・・・雪(補遺)
雪道を走って公演に向かった車中での会話から思い出して・・・最近は雪道に出会わない年もあったりするが、数十年前には年に何度か降雪の日があった。今は心配な時期にスタッドレスタイヤに履き替える。が、その頃はチェーンを乗せてはいるものの、タイヤ交換は貧乏劇団には高嶺の花。11月下旬になると、各班ごとにチェーン装着訓練が行われた。公演地に向かう行程での素早い装着には、複数人の協力が必要。取り分け新人には念入りに教え込まれた。
それから走行テクニックも伝授。ローギアは馬力があり過ぎ、雪道では発進時に空転することがある。セカンド発進、トラックは場合によってはサード発進もあった。急ブレーキが何をもたらすか?公演からの帰り道、広い駐車場でやって見せる。当然後輪が横滑りするのだが、それを感じられるかが重要。タイヤの回転状況を実感できないと危険。…その意味もあって、ジイは長らくМT車にこだわっていた。(AT車・ノーマルタイヤの雪道は恐かったのです)
年に何度か装着することのあったチェーン。2tロングのトラックに巻くのは大変でした。しかも雪が少ないと直ぐに切れる。後輪ダブルタイヤの内側に落ちると取りにくくなる為、多少の雪では装着しない。ワゴン車は平地では、10分もあれば余裕。が、一度奥三河で大変な目に合った。峠に差しかかると、先を走っていたコンビニ配送トラックが引き返してきた。(これは厳しそう)と路肩でチェーンを着けだした。ところが坂道で、しかも凍結している為、ジイ自体が滑って車から離れてしまう。やむなく遠回りのルートを選択した…はずです。
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2025年02月07日

ぶぶふぉと・・・多治見

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今年はないかな〜って
思ってたのに…

※ 多治見市・姫保育園庭にて
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2025年02月06日

ウサジイの公演日記#1115

【ウサジイ昔ばなし】〈128〉・・・ジイの始まり
入団前後のことは話した。ので、もう少し遡って、この役者が出来あがるソモソモを話します。おやこ・子ども劇場さんの交流会等で「何故、劇団に入ったんですか?」と聞かれる。これには「そもそも教師になるべく大学に入った。教壇で表現できるよう人形劇サークルに入った。のに、様々な理由で授業をサボり、卒業できなくなった。で、劇団に流れ着いた」と答える。これはこれで、間違いない。が、人生にはかなり込み入った事情が絡み合っている。
上記人形劇サークルの件は、先に勧誘されていたような気もする。小中学校通して演劇は好きだったので、スルリと入ってしまったのか? 卒業できなくなったわけは、第一には生来の怠け癖。「ま、良いか」の連続が不登校を生み出したのでしょう。あとは、残り火のような学生運動的なモノ…学寮に入り、そこの自治会活動の担い手として、様々飛び回っていた。(数年前にメールで写真を頂いた。学芸自治会(教育学部)の先輩と、国会議員交渉へ行った時のモノ)それから勿論、サークルでの活動。今はなき人形劇団つくしは、多い時は年間50を超えるステージをこなしていた。クリスマス時期には、二手に分かれて土日公演をしていたかと…。・・・なわけで、3年目を迎える頃には卒業が怪しくなり…5年半の間ウダウダとキャンパスに居ったのです。
そんなジイに様々な刺激がありました。(どれも3年生以降だと思いますが)*津子ども劇場さんがプークさんの「バヤヤ王子」を取り組むとて、人形作り講習会を企画。そこに行き、星野毅さんの教えを頂きました。*同じくプークさんの「ゆき」を実行委員会形式で上演する際に、実働部隊に参加。(あなたは学生だから赤字でも関係なし、と言われて)なお現地制作者は松本久さんでした。*映画「同胞」を大学祭で上映。地域に文化を届けるオルガナイザーに魅力を感じた。…等々。サークル員としては3年生で第4回三重県人形劇フェスの実行委員長。鈴鹿や松阪の短大サークルに参加要請に行きました。(三重のフェスを大きくし、愛知に対抗したいという野望アリ)4年生は本来引退するのだが、友人I君と小班を作って上演を続けた。サークル本体から10万円を借りて舞台を作り、公演で稼いで返した。
ナンテやってるうちに二進も三進も行かなくなり、半分ほどプロ志向が芽生える。取り合えず実情を知ろうと、まずプークに行く。対応してくれたのは、最近亡くなられたKoさん。上階の団員サロンで話すと「ん〜、君はプーク向きではないかもしれないねぇ」 次に行ったのは京芸。大学の後輩が入団したばかりで、忘年会にお邪魔した。(それが縁で、劇場ツアーの搬入バイトをさせてもらった) むすび座は以前から知り合いではあったが、事務所・稽古場に行くのは初めて。ところがいきなり「飲も!今日は泊まってけ!」と3人の先輩に拉致され、その夜は泥酔状態。そんな流れで、ここに流れ着いたという訳です。人生って詰まるところ「偶然の産物」だったりする。
なお、入団時の志望は「制作者」志望。サークル仲間に比して役者力は足りないと思っていたし、地域に切り込む活動に魅力を感じていた。が、当時は先ずは役者、その後ゆっくり考えましょう的な環境で…そうこうするうち、ズ〜ッと舞台に立っている。これまた「たまたま」なのですねぇ。
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2025年01月28日

ウサジイの公演日記#1114

岐阜県土岐市のこども園公演が多いこの頃。中仙道の南東を並走する「中馬街道」=R363沿いにある、山あいの小さな園に伺った。隣にあった小学校は合併・廃校となり、流通会社の倉庫になっている。そんな30人にも満たない園だが、到着して搬入開始と同時に、園庭向こうの部屋から「やっほ〜!」の声が聞こえる。勿論こちらも「やっほ〜!」と返す。…早朝登園の子らしい。舞台を仕込んでいると、隣室・年長クラスの先生が「(子ども達が覗くと申訳ない)カーテン閉めましょうか?」ジイ達「いえいえ、大丈夫。準備を見るのも楽しんで貰いたいので」しばらくして、年長さん6名がやって来る。まず自己紹介してくれ、男子がいきなり「コマを回します!」が、その子は敢え無く失敗。しかし、その子「Kちゃんは名人だよ」と女の子を指名。するとそれなりに回った。…我を張らず友を立てる雰囲気にビックリのジイ達。実はその男の子が、「やっほ〜」の子=A君でした。
さて上演は、少人数なりにも盛り上がり…「カミナリ」で爺さんが雷の子の「頂きま〜す」に「チャントしろ‼‼」には、「ほら、こうやって手を合わせて…」と教えてくれる。舞台転換の音楽に合わせて手拍子は、先生主導。…公演後は、クラス別にステージ前に来て、間近で人形などを観察〜の写真撮影。年長クラスには、ジイ達も大盤振る舞いで「ゴロちゃん蓄音機」のレプリカを被ってもらう。それを先生方は撮影。一通り回ると、今度は先生方が大騒ぎで被りだす。そして撮影。ん〜、いい意味で若者グループって感じ。そんな大人達と生活している子ども達は、幸せなんだろうなぁ、と思うジイでした。
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2025年01月26日

ウサジイの公演日記#1113

【ウサジイ昔ばなし】〈127〉・・・舞台監督
劇団の各公演グループには、責任者=班長がいる。小学校公演班には別に舞台監督を置き、複数での運営をしている。ところで舞監というと、上演当日のステージを管理する他、上演作品の創作・質の維持の進行役となる。が、当人の資質によってあり様は異なってくる。ジイは1980年代「悟空誕生」2年目〜「西遊記」2年目の4年間、舞監の任に就いていた。班長のC氏が公演先・外部スタッフの対応にあたり、ジイが稽古関係・舞台設営関係を担当していた。班にはもう一人の先輩=U氏もおり、傍目八目的に足りない部分を助言してくれていた。
ところで当時は、子ども・おやこ劇場全盛期で、1ヵ月ほどの旅公演が多かった。寝起きを共にする長丁場の旅公演。その頃は旅館が多く、大部屋で文字通りトモニしていた。上演に際しては常に新鮮であろうとは思っていても、生活環境的に「慣れ」は発生してしまいがち。そこで舞監のジイは、旅に出る際に「ネタ」を幾つか仕込んでいた。…それは…チョット狡いやり方ですが、いつもとは違う状況を人為的に起こすと云うモノ。例えば…「西遊記」で、既に出番の終わった白馬を登場させ、悟空に対峙させる。(後半に数分、ジイの手が空く時間があったのでしょう)⇒周囲の役者は驚いたようでしたが、肝心の悟空役=C氏には「お前の出番は終わったんだよ!」と一喝されてしまった。役者が一枚上でした。
役者集団自体も新鮮さを欲していたのか(?)・・・佐賀県多久市での上演時、「ったく〜」が連呼された。各自が自分の台詞のどこで使えるか考え、それとなく発していたと記憶してます。そのツアー・別公演では「ドモリ」のオンパレード。事の発端はある役者が台詞を噛んでしまった。その後、自然発生的にチョットずつ嚙みがちにドモルが始まった。ただ一人終盤までソレのなかった先輩=U氏は、大団円となる筋斗雲の投げ手。悟空の「お〜い、筋斗雲〜!」に呼応して「お、お、お〜!」いや、そこでやるとは参りました。
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2025年01月16日

ウサジイの公演日記#1112

幼保公演の依頼は各園から来るわけで、行政の取りまとめでなければ自治体単位で右ならえ!となるはずはない。が過去、幾つかの自治体で、公演減少から急速に皆無となった事例がある。他の劇団に移ったのか?…東濃・土岐市の場合はちょっと違う、と云うかちょっと分からない。ジイが入団した頃、かなりの園で上演していた。(その頃、園のバザーで購入した丼ぶり=¥20は、今もジイのラーメン用です)けれど、その数年後には土岐市の公演は無くなっていた。当市にはむすび座にいた方の劇団があり、その方曰く「うちの市じゃ人形劇やらないんで、市役所に怒鳴り込んだの。でもナシノツブテ」という訳で、諦めていた。ところが今年、夏ころにオファーがあり、ジイ達が市内全園を巡演することになった。
やや「ドウユコト?」的な感じで、最初の園に伺う。今まで観劇していなかったような感じではない。話を聞くと…「何年も前から市が取りまとめている。劇団は市が決めて各園に紹介する」あまり詳しくは聞けなかったが、どうやらこの地域以外の劇団もあったもよう。…公演後、衣装洗濯のために園の洗濯機を貸して欲しいと言われたとのこと。(ん〜、それは劇団としてどうでしょう?)
さて公演、「ももん」冒頭から大盛り上がり。笑いの間隙をぬってのお芝居でした。そんな園に限って「カミナリ」では、集中度が高い。後から先生に聞いた話「年少さんもお爺さんの気持ちを判っていたみたい。チョット涙ぐんでいました」…極めつけは主任先生。終演後、何人かに感想を聞いた。直後「私も感想が言いたい」と挙手。「もう感動しました!お爺ちゃんの寂しそうな姿、戻って来た雷ちゃん。泣けちゃった」と、周りの子ども達など目に入らぬ様な勢いで伝えてくださった。ジイ達「先生のような大人がいるから、子ども達も感性豊かになるんですよ」・・・いや、本当にそう思えるステージでした。
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2025年01月02日

ぶぶふぉと・・・アケオメ

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後ろの輪っかは、茅の輪っていうの。
くぐると、良いことあるんだって。

※ 鈴鹿市・都波岐奈加等神社にて
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2024年12月28日

ウサジイの公演日記#1111

日間賀島の保育園で「ももん&カミナリ」:島は愛知県に三つある有人島の一つ、知多半島先端の師崎港からフェリーで20分の所に浮かんでる。劇団には数年前よりオファーがあり、何度かうかがってはいる。ジイは初めて…チョット嬉しい。船便ゆえ余裕をみての出発、小一時間で港着。名古屋鉄道が経営する小規模な船便なので、埠頭には係員不在。4〜5台並ぶ車列に付き、前の車の方を追いターミナル(?)=発券所へ行く。ジイ達の後ろには郵便局の車、そして黒猫@@@のトラック等。どれもギリで来て、のんびりと発券してくる。乗る方も乗せる方も顔見知りっぽい感じの船でした。
島の道路の状況に不案内で、事前にウェブ地図をプリントしておいた。が、想定以上の複雑さで旧集落へ突入。先は車両走行不可の幅。戻るための切り返しにアタフタする始末。何とかたどり着いた園は、島のてっぺんにありました。先生方は、1名を除き島外からの通勤。師崎港から高速船で通っているという。欠航の場合は、港待機らしい。辛うじて島在住の方が1名いました。開演前に保育室からの声が聞こえてくる。「今日は観劇会です。荷物を積んだ車で、海を渡って来てくれたんだよ」…「ももん」の橋の場面、下に流れる川が表現されているのだが、それが出た瞬間「あ、海だ!」さすがは海の子でした。因みに、終演後バラシ最中、12時になり役場支所から流れてくる音楽は「我は海の子(?)」でした。
撤収後、蛸が名物の島で豪華な昼食を!と意気込んでみたのに、ほとんどの食堂が休店。一番賑わってるはずの西港で会ったおっちゃんが「東港の###しか開いてないぞ」そちらに行くと、席待ちが30分。帰りのフェリーギリギリで何とかご飯ゲットでした。・・・リベンジしたい所です。
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2024年12月26日

ウサジイの公演日記#1110

おかげさまで、おさんぽ劇場は年末まで大忙し。「ももん&カミナリ」が名古屋市内の幼稚園と保育園で続いた。どちらも小さな子も最後まで観てくれた。先生方が(観るの、当り前でしょ)的な感じで、(小さな子は心配だから、中入りで退出…)なんて言わない。そんな雰囲気が良かったのかも。無理だったら、その時に対応してくれれば良いのです、ジイ達は。(お芝居途中の退場もアリです)
「ももん」は頭から大笑い。尺取虫が登場すると「可愛い」と「気持ち悪い」が半々の反応。そのうち「気持ち悪いけど…可愛い」の声も聞こえる。笑いを堪えたのは「私、芋虫の事典持ってる!」…昆虫の図鑑なのでしょうか?そして、ももんちゃんが尺取虫の真似をすると「あ、一匹増えた!」年長さんの台詞はさすが余裕です。そして、ももんちゃんと共に走る子も何人か。走ると云っても、客席で立ちあがり、足踏みしてるんですけど…。
「カミナリ」では、爺さんにたくさん声を掛けてもらった。2歳さんの男の子が、様々な忠告をしてくれる。彼にとって、爺さんなのだが年下に見えているようでした。驚いたのは「謝っていない!」。蓄音機を壊された爺さんが怒り、雷ゴロちゃんのお母さんが迎えに来て、雲の上に帰って行く時、その発言が聞こえてきた。今までも「げきみてトーク」(=合評新方式)等で話題になった「雷親子は謝罪したか?」問題。上演時に声が出たのは初めてのことです。発言した子の環境に興味津々です。常々、親御さんから忠告されているのかな?
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2024年12月25日

ぶぶふぉと・・・日間賀島

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ぷっくり感と色の傾向が似てる。
なんか親近感。

※ 日間賀西港・近くにて
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2024年12月18日

ウサジイの公演日記#1109

愛知県北部・岩倉市の保育園で「ももん&カミナリ」。おさんぽ劇場は3年連続、しかも「ももん」3回目(「ともだちや」も2回)のお得意さま。園は市街地から少し外れた、田園の中にポツンと建っている。園舎は旧いが、その分なんとなく落ち着いた雰囲気がある。そんな園の、楽しい子と頼りがいある男性園長の話です。園舎はL字で、片方に遊戯室・職員室・給食室・乳児室と並んでいる。もう一方の枝には3歳以上児の3部屋が並ぶ。仕込み終わりテラスに出ると、給食室の前で調理員さんと話すA君。どうやら今日のおやつに関して質問しているようだ。話終わりの彼に聞くと、おやつは人参ケーキだと云う。彼にクラス名を問い、案内を請う。連れだってくま組へ行き、先生に事の成り行きを話すと「Aちゃんは大きいから、午前のおやつは無いのにねぇ」と笑ってました。…のんびりした園なんです。
しばらくの後、上演会場前に加配の先生と共にR君がやって来た。飾ってあるウェルカムボードに興味津々。メンバーCちゃんとジイの似顔も描かれている。それを指差し(実際に突っついて黒板のチョークを消してしまったのだが)「ばあちゃん、笑ってる」「ジイちゃんは?」と問うと「怒ってる」…ふ〜ん、そんな風に見えたんだ。…やがて入場。この日は開演前に誕生会。12月生まれの子達が、みんなの前に並んでお祝いしてもらう。「@@ちゃ〜ん!」と呼ばれた子は「は〜い」と応え、新しい年齢での抱負を述べる。一通り終わった頃、R君が怒りだした。司会の先生か持っていたマイクを奪い、泣き出した。先生方の対応で何とか収まったが、どうしたのかな?と謎は残り、お芝居が始まった。上演中はR君、とても集中して観てくれた。「カミナリ」では「爺ちゃん、こっち来て」と極めてフレンドリーでした。
終演後に園長先生とのミニ茶話会。誕生会での騒動を説明してくれました。R君は誕生月ではなかったが、自分も名前を呼んで貰いたかった。それで暴れ、泣いたのだった。先生方は、一度許すと毎月同じことが起こると阻止した。園長先生は「僕は呼んであげればいいと思うんです、毎月の事になったって。だって、誰に害を成すわけでもないでしょう?」「そんな事について、職員がじっくり話し合える時間がとれると良いのですが…」そして「彼はアンテナの張り方がチョット変わっている。でも、周りの状況にはとても敏感なんです」・・・R君、良い園に行けて良かったなぁ。
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2024年12月17日

ウサジイの公演日記#1108

諸々の事情で、秋から年度一杯は「ももん&カミナリ」のみの公演が続いている。もう何年間も2〜3作品を持って巡演していたので、同じ作品での半年近くはどんな感じだろう?とは思っていた。が、意外に新鮮な日々が続いている。園の雰囲気・子ども達の状況などが違うと、それなりに間合いや強弱が変わってくる。それから…初演から7年も経っているにも拘らず、新しいハッケンまである。例えば「カミナリ」ラスト・爺さんゴロちゃんと再会の場面。「蓄音機?…音楽が聴けるのか?」の台詞。極めて普通に問うていたが、演出からもメンバーからも苦情はなかった。が、考えてみれば段ボールのおもちゃで音楽が聴けるわけがない…を、やっとのことで気づき、台詞の心根を変更した。遅すぎた気づきだが、ジイにとっては嬉しい変更だった。
そんなある日、市内の児童館での公演。名古屋市は、10年ほど前に児童館を指定管理にした。最初は違和感もあったが、受託者が社会福祉協議会だったこともあり、熱心に運営されている。しかし予算がない!ので、人形劇の公演はほとんどなくなってしまった。(今回はNPO法人の助力があったようです)・・・で今回だが、なんと0〜2歳さんの親子が対象の企画だという。「ももん」に惹かれてのことだろうか?とやや心配で到着。作品の理想対象年齢を伝え、「時間的に無理であれば、気兼ねなく一旦退出をと伝えてください」と話す。が…結果、ほぼ全員が最後まで観劇。と云うのも、恐らく親御さんが楽しんでご覧になっていたから(?)、子どもは親の心境に影響されますから…。
そんな中、ジイ達を震撼させたのは小さなトナカイさん。開場一番で入場してきた母子…の子=女の子・2歳。季節がらトナカイデザインのツナギを着ている。開演前のパフォーマンスとして、乳児さん向けの「コロコロ」=短い円筒形のおもちゃを転がしていると、トコトコやって来て取られてしまった。まぁそれは後から返してもらうとして、入場してくる方々に対応する。さて開演、児童館のスタッフさんには「小さな子が少しくらい歩き回っても大丈夫。ただ、照明など倒れる危険だけは注意してくださいと伝える。で、上下の前方にスタッフ待機。ところが例のトナカイさんは、それをかい潜って舞台へ突入!二度ほどスタッフさんが戻してくれた。芝居中の舞台転換時にやって来た時には、ジイ自ら抱っこして戻ってもらいました。・・・自由にしたい面もあり、客席全体を考える面もあり、難しいところです。
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2024年12月01日

ぶぶふぉと・・・紅葉

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ボクのお肌も真っかっか〜♪

※ 津市(旧芸濃町)の河内渓谷にて
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2024年11月28日

ウサジイの公演日記#1107

清須市の児童センターで「ももん&カミナリ」を上演。緊張の公演でした・・・と云うのは、子育て支援事業で親子15組の客席。もちろん子どもは、3歳未満・1〜2歳さんが多かった気がする。劇団では0〜2歳向けの作品も公開しているが、「ももんちゃん」に惹かれてといったケースがしばしばある。「ももん」は元来、乳児さん向けに創った訳ではない。優しい雰囲気と台詞なし(?)=喃語中心なので、確かに低年齢の子にも無理なく観てもらえる。けれどストーリー自体は、3歳以上でないと理解できない部分が多い。…なんて泣き言を言っても仕方がない。オファーがあればステージを観てもらうばかりです。
この日は日常的に児童センターに来ている親子が半分、あとは始めて来る方らしい。早めに仕込みが終わり、階下(会場は2階)に行くと、既に2組が来ている。常連さんらしく子ども達は勝手にオモチャを出して遊び始める。そんな子は初めてのジイでも大丈夫らしく、一緒に遊んでくれた。問題は一見さん…ややドキドキのお出迎え。ワンワン&コロコロのパフォーマンスで、大丈夫そうな子には関り、そうでない子にはそれなりに。そして「ももん」の入り…お芝居と云うモノは特別な空間ができるわけで、それに馴染めないと怖いのです。なるべく日常を意識しての開幕。なんとか大丈夫だったようです。けれども「カミナリ」は、さすがに厳しかった!そもそも4〜5歳さん向けのストーリー、会場と駆引きするように進行します。でも、時々、意外なところで笑う子がいたりして、彼は何を思ったのか?疑問です。何とかかんとか終演した後には、一組づつ記念写真を撮ってめでたく完了。親御さんにとっては、記念のフォトがあれば万事良しなようでした。
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2024年11月21日

ウサジイの公演日記#1106

秋は芸繁期。昨週は日曜日〜土曜日の7st。で、今週は月〜金だが、5日8st!(その昔・ジイ若かりし頃に比べれば、何てことはないのだけれど…)その二日目、名古屋市内中心部の保育園公演。都市部の園には駐車スペースのない所もあり、この日も駐車は近くのコインパーキング。そこから100mほど荷物を運ぶことになる。これに限らず困難は様々(狭小会場など)あるが、公演を企画してくださる園には感謝しかない。さてこの日は、午前午後の2ステージ。午前に1歳+2歳低月齢が「ももん」〜2歳高月齢+3歳が「カミナリ」、午後に4〜5歳がフル観劇という流れ。コロナ以前は一度で観ていたが、コロナ時の少人数観劇の良さからこのシステムになった。(まぁ、それぞれに善し悪しがあるかとは思います…)
客席の年齢が異なると、ジイ達もそれなりに演技を工夫することになる。詳しくは文章化しにくいが、テンポと間合いには気をつける。…で、1st目:ももんちゃんの行動に2歳さんは大興奮。足をバタバタ・両手で床をドンドン!ありがたい声援でした。午後の4〜5歳さんでは、市中心部・いわゆる繁華街に近いだけあって様々なツッコミに逢う。自己アピールだと思い受け流しながら、お芝居は続く。「カミナリ」終盤・雷の子と喧嘩別れして独りぼっちの爺さん。騒がしかった先ほどを想い出し「静かじゃなぁ」と呟く。すると前列・年中さんが「あ〜〜」などと声を出す。直後、両手で床をドンドンと叩きだす。10人ほどが一斉に。…ジイ演じる爺さんは聞こえるはずもなく、ジッとしている。すると「ママに会いたくなった」的な言葉が聞こえ始める。叩いていた彼らだ。・・・ちゃ〜んとお芝居を観ていてくれ、寂しい爺さんの心象を反映してくれたんだなぁ。やっぱり子どもはスゴイ。
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2024年11月15日

ウサジイの公演日記#1105

「カミナリカレー」で演じている爺さんは、カレー作りが得意。カレーを知らないに雷ゴロちゃんに聞かれ「カレーと云うのは、世界で一番旨い食べ物じゃ」と断言する。若干無理もある台詞ゆえ、スパイシーな食物を総じて「カレー」とイメージして言っている。しかし、観ている子達にとって受け取り方は様々。そもそも食の好みは色々だから、反応も色々になる。大抵の子は何となく納得するが、「えーっ、違うよ!」と自分にとっての一番旨いモノを主張する子もいる。中には「へ〜、そうなんだ」と、新発見を聞いたかのように納得してくれる子もいる。(少々、後ろめたい気分)然してこの日は「人によるけどね」と、極めて冷静な発言があった。…はい、まさにその通りです。
公演先は浜松市の幼稚園。既に何度か書いているが、ここも園児数10余名。最寄りの園との合同で公演を作ってくださっている。しかし少人数には、それなりにラッキーな面も多々ある。上演にしても、ひとり一人の反応に合わせて演じられる。(=観る側に合った表現となる)上演後の質問コーナーでも、尺取虫のワークショップ的なことまでできたりする。・・・翌日は四日市市の幼稚園。ここはさらに少なく、園児6名(しかも1名お休み!)けれども「遊び会」(=未就園児に園を開放)の親子が10組ほど参加して、それなりに賑やかに。1〜2歳ほどの子ばかりだが「カミナリ」までしっかりと観てくれた。そんな子たちは、何故か立って観ている。座っての観劇は馴染まないようだ。途中で親御さんが膝に乗せるので、ず〜っとって訳ではないのだが…。放っておけば、ずっと立っているのだろうか?興味がわく。
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2024年11月11日

ウサジイの公演日記#1104

「ももん&カミナリ」で名古屋市内の幼稚園公演。ジイが入団した年にはお世話になっているから、ヒョットしたら劇団創立間もない頃からの公演先かもしれない。入団初年の光景は、朧気に覚えている。夏?園庭で走り回る園児たちにホースで放水している先生方。園庭に溢れんばかりの子ども達がいた。然して近年は、例にもれず園児減少。今年は50名弱でした。けれども元気な子たち!「ももん」冒頭・ベルを鳴らしながらの導入部。「チリチリン〜」に呼応して「イェ〜イ!」次の「チ〜ン」にも「イェ〜イ!」意外な反応に驚きながらも、こちらがすっかり乗せられました。
その反応の先陣を切っていた男の子・3歳。初めは幼稚園に入学したのだが、偏食が激しく、併設の保育部門で生活している。幼稚園では給食がある。しかし彼は、ポテトとチキンナゲットしか食べない。…おそらく親御さんの食生活がうつってしまったのでしょう。ご両親は心配していない模様。園側が判断して、離乳食的なところから食生活を改善しているらしい。とりあえず入園してラッキー、あとはこの先どう過ごしてゆけるか…心配でもある。
食事と云えば、その地域には中東からの出稼ぎの方々が多い。年長クラスだけでも、13人中4名がそうした家庭の子どものようだ。そして給食には、イスラムの戒律に触れるメニューもある。なので彼らは弁当持参。昼食の配膳棚には、納入された給食弁当と持参の弁当バッグが同居して並んでいた。(因みにその近辺には、ハラル食材の店舗がいくつかある)にしても、保育園ではなく幼稚園に来るのか?中東の就学事情が関係しているらしい。(以下・園長先生談)彼らの家族は、いずれ母国へ帰る。そこでは教育施設が少なく、全員が就学できるわけではない。日本で就学(幼稚園=幼児教育)していた証明書があると、優先的に就学できる。それで保育園を避けているようだ。
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2024年11月06日

ウサジイの公演日記#1103

「子どもは突飛なコトを言う」などと聞く。今日もそんな場面に出会ったが、その意見は新鮮で、面白い経験だった。ジイ達・大人は沢山の経験を積んできているが、それは諸刃の剣。経験を疑わないことで、思わぬ過ちに陥ることだってある。・・・な〜んて思わせるほど、楽しい出会いがありました。それは「ももん&カミナリ」で飯田市の保育園公演。市文化会館の事業で、幼保・小学校での観劇がある。会館が紹介する作品(劇団)に対して、各園が手を挙げ実施する。予算は市が負担している。さすが「人形劇フェスタ」の街である。ジイ達のグループも年に2〜3回は上演しているが、先生方の対応は見事。子ども達の舞台への集中度も中々のもので、夏のフェスタで観慣れている感がある。
話はステージではなく、子ども達と一緒に頂いた給食。飯田では副食のみの給食で、主食=ご飯は家から持ってくる。これはこれで、何か意図があるのだろう。3歳未満児にはご飯も給されるので、ジイ達はそのおこぼれにあずかる。その日の園は、3歳以上児が縦割り保育。3クラスのそれぞれに、3・4・5歳さんが暮らしている。ジイがご一緒したのは、カブトムシグループ。席に着き「頂きます!」と言う前に「ねぇ、どこから来たの?」…これは定番ですが、「名古屋市からだよ」と答えると「あ、ナゴヤ行ったことある」等と返ってくる。最前列の男子二人は「水族館にも行ったよ」「俺も!動物園も」「動物園は横にあるもんね」…と自慢合戦。因みに動物園はかなり離れていますが、彼らは納得していました。…ひとり後列の子が「名古屋って小さいの?」ジイ「結構大きいよ」「ふ〜ん。じゃ、そのビルがたがた?」「???」どうやら彼は、ジイがそこから来たナゴヤ=家的なモノだとイメージしている。先生の「帰ってからお家の方に聞いてみようね」には聞く耳を持たず、しばらくの後「ねぇ、名古屋は誰がいるの?」…誰って、う〜ん、どう答えりゃ良いんだ!真っ直ぐに聞いてくる彼に、全く太刀打ちできませんでした。
posted by むすび座メンバー at 18:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月04日

ウサジイの公演日記#1102

東海道「宮の渡し」は、熱田から海路で桑名へ向かう船着場。そのすぐ南に、内田橋商店街はある。多くの商店街同様かなり寂びれているが、一部に新規・面白い業者が入り、小さく息を吹き返している。ここで文化の日に商店街主催のお祭りがあり、ジイ達が「ももんちゃん」と「プーとブー」のミニステージを上演した。…と云っても野外ステージではなく、アーケードからは裏側にあたるビルの一階・とある劇団のアトリエです。間口2間半・奥行き6間ほど、以前は工場だったらしく少々複雑な出っ張りもある。
何故そこで?…夏に行われた人形劇のワークショップ。そこに参加した劇団の若手が、小劇場を主催する方と知り合った。彼は隣接する商店街とも仲良く、昨年のお祭りで自分の作品を上演した。が、どうもお祭りの雰囲気に馴染まないような気がしていた。そこでファミリー向け作品=むすび座に打診があったという経緯。話を聞いた若手グループから持ち掛けられたジイ達は、即断「是非やろう!」…が、会場条件がやや厳しいらしく、下見と打合せに伺った。客席は限定されるが、作品を選べば難しくはない。お祭りの中なので、20分弱の作品を13・14・15時の連続公演、料金もそれに見合うようワンコインに設定。打合せには商店街の理事も同席し、催し全体の中でどう活動するかが確認された。
当日は、用心して9時には仕込み開始。11時前には客席・受付も含めて準備完了。アーケードの方へ行くと、商店街には特別メニューのポスター・車道には何台ものキッチンカー・メインステージではフラダンスが行われている。端の方には地域の消防団や、自衛隊のブースまであった。その中を若手グループが宣伝して回る。サンドウィッチマンスタイルで、人形片手にチラシをまく。
で、公演は…前売りチケットなしで、どう転ぶか判らない中、各ステージ30名弱の入り。「どこそこで観たことがあります」って方も多く、大人だけのご来場もそこそこ。しかも初人形劇らしく、会場の状態を確認してからのチケット購入の方も。(確かに、いきなりニンギョウゲキがあるって言われても、不思議だったりします)子ども達も、各10人弱来てくれて「ありがとう!」でした。
posted by むすび座メンバー at 11:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする