【ウサジイ昔ばなし】〈146〉・・・美術スタッフW
そして工房太郎。多くの劇団と仕事をされ、全国的に知られたユニット。構造に強い吉田太郎氏&色の感覚に優れた守津綾氏のタッグが見事でした。最近、太郎氏の訃報に接したばかりですが…ジイの思い出を中心に。
当劇団との出会いは「ぶんぶく茶がま」(1999年)。演出の劇団員が海外のフェスに観劇参加した帰途、機内で座席が近く雑談したのがきっかけ。ジイが遣っていた人形=和尚は、掌が木製でモノを掴みやすく、有るのか無いのか判らないような目は、飄々とした和尚を演じるのにピッタリだった。作中で破れる掛け軸には、サントリー烏龍茶の謳い文句が描かれているのだが…試作段階では「陳義信」(=ドラゴンズ)と書かれていた。名古屋の劇団への配慮だったのか?
以降、ジイは次の3作品でお世話になった。「いえでだブヒブヒ」…舞台セットの三角柱ジャングルジムを、アルミ材で見事に組立て式に。「ジャックと豆の木」…主人公のカシラが側面優先のデザイン(魚みたいに正面顔に弱い)で、ご本人も納得のひとつ。工房HPの表紙を飾っていた。「赤ちゃんゴリラのゴリゴリ」…アースカラーで幕類・衣装などを統一、カラフルな人形たちもジイ一押しのひとつ。(この時代に本ブログを始めたため、役名=ウサジイを筆名としている)・・その後も劇団は数多くの作品でお世話になったんですが、神戸居住と離れているためチェックはネット通信が活躍。動作確認の動画を送ってもらったりしてた。そう云えば太郎氏、名古屋へ来ると大須の電気パーツ屋へ寄ることもしばしば。パソコンいじりも好きだったんです。

