2024年09月11日

ウサジイの公演日記#1091

札幌の次は釧路…への移動日。とにかく行けば良いわけで、高速道路は帯広まで。後はR38を走った。途中、豊頃で「ハルニレの木」に会う。(ぶぶふぉと参照)樹自体にも150年の年輪を感じたが、立っている牧草地・好天の空と雲に映えて清々しい気分になる。途中、道道1038号線に迂回し、早めに太平洋側に出る。海岸線に沿った山肌は、海からの強風のせいか高い木は生えていない。白波立つ長〜い海岸線を釧路市へと走った。
翌日の公演は夕方から。入り時間まで間があり、釧路湿原へ足をのばす。まず釧路湿原展望台…と思ったら、駐車場で観光バスに遭遇。館内は落ち着いて見たいので、眼に入った周遊道路(?)へ向かう。湿原の中を歩くのかと思ったら、湿原端の山の中を上ったり下ったり。3q弱でも汗びっしょり、最後に展望所があってホッと一息つく。ところが、その道の出口まで来ると「熊発見の情報アリ・しばらく閉鎖します」の看板。ジイ達が歩き始めて程なく熊出没の報告があったらしい。行けて・会わなかったから、ラッキーでした。その後、道道53号を更に北上し、鶴居村の温根内ビジターセンター。ここの木道は、文字通り「湿原」の上を歩ける。木道の上に何かの糞を目にする。キツネか?タヌキか?にしても周りは湿地だから、この上をトコトコ歩いていたんだろうか?などと考えていたら…なんとエゾジカに遭遇!湿原の草を食べている。あんなに細い足だから、湿地とそうでない部分と判って歩いているのだろう。…それから、ず〜っと向こう、多分1q先にタンチョウ2羽も確認。
もちろん公演もしましたよ。開演前に話しかけられる。「ずっと観たかったんです。その頃は小さな子が少なく、やっとお呼びできたら、自分の子達は中学生」…もう7年もやってるからなぁ。「1歳の孫が、札幌で観たそうです」…同じモノを観られて嬉しそう。「帯広まで行って観ました」…一昨日の「かくれやま」公演、ありがとうございました。
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2024年09月10日

ぶぶふぉと・・・豊頃

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ボクも、そろさろ…
根を張らなくちゃ、シッカリと。

※ 豊頃町「ハルニレの木」の前で
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2024年09月09日

ウサジイの公演日記#1090

翌朝7:30に士別を出て道央道を南下、札幌に戻る。旭川以北は森の中を走る様な部分もあり、「鹿に注意!」の電光掲示も誇張ではないような気がする。虫、取り分けトンボが多く、何匹も殺生してしまった。日曜日だと云うこともあり、予定時刻前に会場到着。札幌子ども劇場協議会の5劇場さん協同の例会は幼児例会で、小学生未満の子達のみ。小学生不在は、少々構える部分もあるジイなのです。けれども始まれば、子ども達に助けられっぱなしのジイ。というのは…。
*この日が子ども劇場デビューだという2歳さん。お芝居が始まると、トコトコと舞台前に来る。ジッと見ていて、帰って行く。客席と舞台ツラとの中間点が立止り点らしい。何度も繰り返すが、視線を遮られて文句を言う子もなく、お芝居は終了。終演後にお母さんの元に行くと、「ごめんなさいねぇ」でも、その割にはドッシリ構えている感じ。続けて観てくださるようで安心です。 *「ももんちゃん」前半・カエルの場面。時々あるんですが、カエルの動きに合わせてピョンピョンする子。すると隣の子も真似て、ピョンピョン。それが周りの大人に大受けで、ステージのジイ達は二の次。 *最初に入場して、人形劇を超楽しみにしていた男の子・年長さん(?)。「ももんちゃん」を超楽しみ、幕あいのゲームで盛り上がり、さぁ「カミナリ」となった途端…自ら後ろの方へ移動して行く。どうした事か?と盗み見ながらのお芝居。どうやら鼻血が出たらしい。後で聞くと、これが初回ではなく、出血に対して冷静に対処したらしい。つまり、母ではなく劇場スタッフの所に行き、処置を求めた。しかし観劇は止めず、額を冷やすモノが目を閉ざすと自分の手に奪い、見えるようにして冷やしていた。有難い観客です。
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ぶぶふぉと・・・占冠

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「花と少年」な〜んちゃって

※ 道東道・占冠PAにて
花壇のコンセプト=天空の庭
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ウサジイの公演日記#1089

「ももん&カミナリ」で北海道ツアー。例によって敦賀23:55発のフェリーで、翌日20:30苫小牧東港〜札幌泊。翌朝、道央道を北上して士別へ。昼入りの公演だったので、時間的に大好きな一般道は選択肢にならなかった。が、やや早めに着き「羊と雲の丘」へ。(←ぶぶふぉと参照)世界の羊館には実に多様な羊がいて、しかも餌を求めてか?どの仔も近づいてくる。チョット嬉しい。昼食は、道の駅で「マトンカレー」…ジンギスカン的香りがホッカイドー。
さて、おやこ劇場の公演…40人ほどの客席だったが、冒頭からどの子も笑い声が途切れない。ところが「カミナリ」中盤・畑を耕すシーンで、会場の天井灯が突然の消灯!スイッチの付近には誰もいなかったから、事務所での誤操作か?(…結局不明)子ども達は「?」的な雰囲気を出すものの騒ぎにはならず、劇場スタッフの対応で10数秒後(恐らく)には復活。何事もなかっ様にお芝居は続きました。…がジイは、万一復活が遅れた場合も考え、お芝居のどこかで「暗くなったから一休み」と人形に言わせられないかなどと考えるのでした。ところで、上演中に飛び出しそうになる子が一人。その度に会場スタッフに止められていたが、終演後にもステージ前にやって来る。どうやら裏側を見たいようだ。他の子の手前断ると、今度はゴロちゃん製作の「蓄音機」を被りたいと言い出す。(ご覧になってない方には「?」ですが、紙製の箱で作り、被って歌うジュークボックス的なモノ)…実はそんな時用にと、舞台用とは別に体験用の「蓄音機」を持っているんです。早速取り出して渡す。すっかりご満悦の彼。しばらくの後、返してくれ、「家で作る!」と帰ってゆきました。
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2024年09月07日

ぶぶふぉと・・・士別

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牧場に一人ぼっち…
オオカミ来るなよ。

※ 「羊と雲の丘」にて
放牧してない日でした、残念!
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2024年08月29日

ウサジイの公演日記#1088

【ウサジイ昔ばなし】〈125〉・・・通信手段
最近、郵便料金値上げのお知らせが来た。昨今の状況から致し方ないかと思うが、これで更に手紙離れが進みそうだ。・・・などと考えるうち、旅公演先からの通信に思いが広がった。ジイが長い旅公演生活に入るのは、1980年代半ば。その頃は「一ヵ月出て一週間帰る」の繰り返しもあった。そんな中、後にパートナーとなる者との通信は「手紙」。もちろん電話(但し公衆)はあったが、高い!低収入の劇団員にとって、そうそう長電話をするわけにもゆかない。…で、手紙。多い時には週2くらいで。(…今更ですから、ノロケではナシ)それが当り前の環境だったんです。
やがて公衆電話代が工面できる状況が来る。初めからテレフォンカードがあった時代なのか?いずれにしても、やや淋しい地域では、¥100専用もあり、いかに¥100を使い切って電話を切るかに腐心した。カードではその心配はないが、話が途切れると残数の減りが早まるような気がした。当時の使用済み¥1,000カードの束は、押し入れの隅に…。
因みに当時、劇団外部の演出家・S氏との連絡には班責任者管理のカード、劇団の預金からの引落しシステムがあった。それから、劇団の機関紙「むすび」への投稿も、メール環境がなかった時代はFAX。宿のモノを借りられればいいが、不可な場合は電電公社(現NTT)に行ってお願いした。
2000年頃になると携帯電話が普及してくる。頑固者のジイは「反携帯!」だったが、奄美諸島ツアーに際して加入。公衆電話の所在が心配だったこともある。家族との通信は無料になり、¥の心配は減る。が、何時でも繋がると云うことは、呑んだくれて寝てしまったりはイエローカード。その後、SNSの普及に伴い、某ラ**に頼ることになる。確かに便利ではあります。が…
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2024年08月27日

ぶぶふぉと・・・八頭

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地蔵盆は子どもが主役なんだって。
ボクも子どもだから、対象者だよね?

※ 鳥取県・八頭町の西橋寺さん門前にて
地蔵盆の企画で上演しました。
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2024年08月25日

ウサジイの公演日記#1087

「ぐるんぱのようちえん」終演間近につき、美術スタッフを公演先に招いて観ていただく。本来ならばもう少し上演が続くはずであったが、著作権上の不具合で終演となった。というのは…作者が亡くなられ、権利をどなたが継承するか決めかねているため、間に立つ出版社もなす術がないとの事。原作をお借りしての創造では、様々なケースで上演の継続困難になることがある。…とは言え、当日・安城市の公民館公演は上々の内に終える。その後「お疲れさん」的に昼食会。どこが良かろうかと考えるうち、ふと思い出した店・市内の某うどん店へと向かう。店内に入ると「あ〜、うんうん、こんな風だった」と思い出しながら、ミニうどん&丼ランチを注文。店主こだわりのうどんは、注文してから茹でに入るため、15分以上は待つ。が、その甲斐はあるのではないかな?
食事を済ませ会計時に「あのぅ…Tさんでしょうか?」恐る恐る尋ねると「ハイ!」「え〜、以前ここで人形劇をさせて頂いた‥」「あ〜!」「むすび座の」「やっぱり!どこかで会ったような気がしてたの」店を出るはずが、コーヒーのサービスを受け、昔ばなしが十数分。(営業の方は大丈夫なのだろうか?)・・・実は12年ほども前になるかな?Tさんから劇団へ、突然の問合せ「地域の子達に観せたいが予算が少ない。会場はうどん屋で狭い」全てにおいてマイナス状況。が、これを聞きつけた(まだ若かった)おさんぽ劇場=安城市の公演は少ないのだから、足掛かりになるかもしれないと、企画書を劇団運営委員会に提出しOKをもらったのです。打合せに行くと、予算はともかく実に邪魔な所に梁があったりで悩んだ。お芝居の段取り等を変え、冷や汗タラタラで上演した記憶が残っています・・・そんな昔なのに、Tさんはしっかりと覚えていてくれ、嬉しそうに話してくれた。「あの時の子ども達は、もう高校生。でも良かったわ〜あの時観せられて」長い劇団人生のヒトコマですが、出会った一人一人にとっては、たった一回の出来事だったりする。「有難いなぁ」を感じた日でした。
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2024年08月01日

ウサジイの公演日記#1086

【長崎祭典】D
島での公演を終え、佐世保に帰る。長崎へは、長い劇団歴でも初めての西彼杵を通るルートで。R205〜202〜206、西海橋を渡る辺りの海は、穏やかな顔をしている。北隣の時津町辺りから、両脇に店舗が増えてくる。やや峠を越える感じで長崎市へ入り、平和公園の浦里〜駅〜出島手前の大波止で宿入り。島めぐりの後だったので、都会!日が暮れても灯がアチコチに…都会だ!人間の感覚は環境に左右されるんですねぇ。
翌日、ツアー最後の長崎市・2ステージ。長崎市の子ども劇場さんの中の、数ブロックで実行委員会を作っての企画。学童保育の子達が客席の大部分を占めている。学童の子達は気を許すと狂暴に(失礼)なるので、様子を見ながら迎えるジイ達。始まる前はゴロゴロしたり、バトルがあったり。しかし始まれば、ちゃ〜んと観てました。後からスタッフさんに聞いた話=再終盤にはチョットだれていた高学年、オオカミさんが悩みながら手紙を書き始めると、みんな背を正し舞台に注目した。…無言の行為に気付く彼らに拍手です。
祭典の最後は、参加劇団が集結しての「まとめ会」…その前に午前の人形劇団京芸さんのステージを観に行く。劇場例会に数多く取り上げられている作品で、興味津々。(⇒面白い感覚の作品だった、ジイとしては好きだなぁ)まとめ会は4劇団+県連絡会・地域窓口の役員さんが集まり、今回の特筆すべきステージの報告・問題とされる件などを出し合う。来年は第30回とのこと、より良き祭典になることを願う。
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2024年07月30日

ぶぶナシふぉと

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「公演日記」記載のニワカのひとつ。
外題は「貧乏神」
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ウサジイの公演日記#1085

【長崎祭典】C
翌日は中通島・新上五島町への移動。早朝(?)4:50発のフェリー!直行便はこれしかないのだ。着岸時間10分の間にコンテナを積み下ろしし、ジイ達の車はバックで最前列に乗船。この後、中通島〜奈留島〜福江島と寄港するため、乗降しやすい位置に載せるのです。未明の中、小一時間の航行。夜が明けるころに西部・青方港に着くと、実行委員会の方がお出迎え。まずは朝食カフェに案内され、キャンプ場端のログハウスで頂く。宿チェックイン時刻には程遠いため、実行委員さんが経営する民宿で休憩=仮眠。昼食後、東部・有川港付近の海童神社の「十七日祭り」を見に行く。今年で401回を数える由緒ある催しだが、実に楽しいモノだった。有川地区の6つの「郷」毎に寸劇=ニワカを披露する。三味線・太鼓の音にのせて、舞台をイメージする屋台を引き、地区内を巡演して回る。ジイ達が見たのは、出発地点での一挙上演。いや〜、笑った笑った。
翌日、会場へ行くと、既に十名以上の方が集まっている。元保育士の読み聞かせサークルの方が、実行委員会の代表。サークルの仲間が結集してステージを作っているようだ。集客状況を聞くと、70名程の学童保育は把握しているが、他は当日券頼り…と云うか、前売り券を買わない地域だという。コロナ前の集客状況を聞き、取り合えず150名程度の客席を設営する。…結局、モギリ数149+実行委員=170?でした。さて上演は、思いのほか客席から声が出て安心のジイ達。(学童保育の指導員さん曰く「いつもは喧嘩が幾つか起るのに、静かに観てました」でしたが…)楽しかったのは、教えてくれる女の子・4歳(?)。幕あいの積み木ゲームも盛り上がり、小学生が様々な意見を叫ぶ。その中、スッと立ち舞台へ近づくその子。演者に対して極めて具体的に、指差ししながら教えてくれる。それも一度や二度ではない。会場スタッフはアタフタ、ジイ達は「まぁまぁ」と伝え、ゲームコーナーは滞りなく終わったのでした。
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2024年07月29日

ぶぶふぉと・・・上五島

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コブタも、神さまの前では平等なんだって。

※ 新上五島町・中通島・奈摩郷の
青砂ヶ浦天主堂にて
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2024年07月28日

ウサジイの公演日記#1084

【長崎祭典】B
長いツアーには休日もある。しかし「おさんぽ劇場は休まない!」のかな?佐世保から70q・90分かけて、諫早市のステージ・風の子九州「ふらっと・ぶらっと」を観に行く。ジイ達同様、祭典を巡演している劇団風の子九州さんの公演です。他劇団の作品に触れると、もちろん具体的な参考になる面もあるが、翌日からの上演中に何かしら新しいイメージが生まれる。(様な気がする)暑い日だった分好天で、往復のR205からの大村湾の風景は、格別でした。
翌日は五島列島・小値賀島への移動。29回に及ぶ祭典で、初めて取り組む地域です。中心になっているNさんが佐世保の劇場の会員さんで、5〜6年前の「マリーちゃん」の例会を観ており、その縁でジイ達を呼んでくださった。若いお母さんは8割方島外から結婚で「この地では文化には触れられない」と思っていたらしい。この度のNさんの提案に、20名近い方が集まり実現となった。しかも2,000余人の島で既に140の集客が見込まれている!(名古屋を例にとれば14万人となる)佐世保港〜宇久島を経由〜小値賀港は、途中縦揺れもあったが、まずまず平穏な海でした。到着すると早速の打合せ。何しろ初めてなので入念な話し合いが必要。そこは同行してくださった県連絡会の方が、丁寧に説明してくださった。
さて当日、会場準備にも大勢のスタッフが参加。中学生やお父さんも活躍している。公演は上々で、後から聞くと、取り分け大人からの感動の声が多かったようです。実際にはジッと見入る感じでしたが、島の方の観るスタイルなのでしょう。前列・幼児グループは盛り上がってましたが、脇の方でお母さんと観ていた1歳さん。後半冒頭・コダヌキ君が登場すると「♪〜オッパイ飲んで寝んねして〜」と歌い始める。その後もコダヌキ君登場の度に「♪ポンポコ山の〜」と始まる。お母さんはアタフタ。しかし、さすが島、周りは平然と観ている。そしてジイ達は「ククク…」と笑いをこらえるばかり。小さな狸が大好きだったんだねぇ。
※言い出しっぺのNさんは、千葉県の子ども劇場出身。彼女が相談したSさんも劇場っ子。10年・20年前に頑張っていた、おやこ子ども劇場の取り組みが、今回のステージに繋がったのかもしれません。
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2024年07月27日

ぶぶふぉと・・・小値賀

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ブルーとピンクのコントラストも良いねぇ。
あ、鼻の先に付いてるんじゃなくて、
ずーっと向こうでおよいでるの。

※ 五島列島・北部の小値賀島・柿の浜にて
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2024年07月25日

ウサジイの公演日記#1083

【長崎祭典】A
佐世保から対馬へ移動。朝7時過ぎには発ち、九州道を福岡方面へ走って、90分程かけて博多港フェリーターミナルへ。壱岐・対馬は長崎県なのに、こちらからの船旅となる。ジイは30年以上前に2回行ったことがあるのだが、その時の大揺れの記憶が思い出される。が、今回はさほどでもなく、寝ているとローリングを感じる程度。壱岐・郷ノ浦港を経て、4時間半で厳原港に到着。港には対馬3ステージに同行してくださるIさんがお出迎え。彼女は今は閉じてしまった子ども劇場の事務局をしていたとのこと…心強い。しかも驚いたことに、若い頃にジイが訪れた「石の馬」と「西遊記」をご覧になっていた。更に「ひょっとして沙悟浄でした?」…いや〜嬉しいなぁ!
*翌日・初日は南部・厳原町。親子連れの他、学童保育が2団体集まり、なんと180名越えの超満員!小学生100名のパワーに少々ビビり気味のジイ達。ところが彼ら、指導員さんに注意を受けるコトなどなく超上客でした。前列に陣取った幼児の声が楽しい…オオカミの悩みに応えてくれる・手紙の宛名を教えてくれる・キツネに同調し「オオカミさん、遊びましょ」と唱和…等々。 *2日目は中部・豊玉町。子育て支援を行っている福祉法人の主催です。主に支援センターに通う親子・学童保育と保育園が各一つ。昨年からの開催だと云うのに、今回は100名を超える方が集まった。保育園児はジイ達のホームグラウンド、開演前のプレパフォーマンスから園児さんの声があがる。支援センターの子達も最後まで起きて観てくれた。ジイ達の目には入らなかったが、後ろの方で芝居の音楽に合わせて踊っていた1歳さんが居たらしい。(見たかったなぁ) *最終日は空港のある美津島町。地元の学童保育の他、親子連れが多数来場して、ここも110名超え。お芝居後半・オオカミが鏡を見て「俺って、ちょっと怖いかなぁ」〜笑ってみて「あんまり変わらねぇなぁ」すると小学生男子「人形だから変わらないよ」…ハイその通り、ぐうの音も出ません。他の子は「変身したら?」「お化粧するんだよ」…ありがとう、その方向でお芝居は続きます。
最終公演が終わると、昼食交流会の後、フェリーに乗るべく対馬北端の比田勝港へ向かう。来島した厳原が圧倒的に近いのだが、乗船車両が多くて予約が取れなかった。80qほどを90分以上走って港へ。ひと回り小さな船に乗り、5時間かけて博多港へ帰る。さぁ佐世保へ!と思ったら、港最寄りの都市高速入口が「工事中・通行止め!」5月の福岡県公演の時の記憶だけで、なんとか次の入口へたどり着く。佐世保の宿へ着いたのは23時前でした。
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2024年07月24日

ぶぶふぉと・・・対馬

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陽射しはジリジリ、
でも海を渡る風は爽やか〜

※ 対馬市・美津島町の万関展望台にて
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2024年07月22日

ウサジイの公演日記#1082

【長崎祭典】@
おさんぽ劇場「ともだちや」は、第29回長崎県子ども舞台芸術祭典に来てます。2020年に「マリーちゃん」でオファーがあったんですが、コロナの嵐が始まったばかりで中止、4年ぶりのリベンジです。フェリーで、大阪南港〜北九州・新門司港。九州道〜西九州道と走り、佐世保から北上して平戸市が初日の公演地。平戸大橋の袂にある瀬戸市場での昼食は、マグロの煮つけ定食。煮魚と云うか、カブトぶつ切り煮で、大きな目玉がゴロンと入っていた。コラーゲンたっぷり!橋を渡って平戸島…の喫茶店で、子ども劇場県連の方とツアー全体の打合せ。何度も上演している鹿児島とは違う面もあり、期待感が膨らむ。
公演地は同じ平戸と言っても島の西端で40q先、峠もあり小一時間もかかる漁村。到着すると既に若いパパ集団が待ち構え、アッという間に搬入終了。こんな(と言っては申し訳ないが)端で祭典が続いているのは、生の舞台に熱心なお一人の力によるところが大きいように感じられた。仲間が増えると良いなぁ。…で、明日から夏休みという夕方、やって来る子ども達のテンションはマックス。芝居中の盛り上がりに対抗するのが大変でした。
翌日の開場は、佐世保市北部。市内のステージは別作品(※)だったのだが、この地の古くからの劇場会員さんが「どうしても『ともだちや』を!」と企画してくださった。想いはあるが集客がままならず、設営時には「50人来るかなぁ」だったのに、蓋を開ければなんと90人をはるかに超える客席。(嬉しそうな彼女、良かったね!)さて客席はとっても集中してたんですが、一番初めに来たSちゃん・4~5歳の発言が周囲を巻き込んで、盛り上がる盛り上がる。終演後、Sちゃんが頑張って書いたアンケートを見せに来た。「面白かった。丸をあげます!」アンケート用紙には「〇」…しばらくの後、書き足して「花丸で〜す」更に「花丸2つ!」…自分でも楽しくなってきたのか(?)最後には「友達と食べる肉で〜す。こうやって分けるの」と切る線が入っている。…ま、楽しけりゃそれで良し。
(※):祭典では数団体が上演。今回ジイたち以外には、長野県・京都府・福岡県の劇団が巡演してる。
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2024年07月19日

ぶぶふぉと・・・平戸

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こんな端まで来るなんて・・・
四半世紀も人形やってると、
いろんな所に行けるもんだ。

※ 長崎県・平戸市…と言っても
平戸大橋から40km、1時間も先の漁港にて
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2024年07月15日

ウサジイの公演日記#1081

北海道から帰り、休日をはさんで「ぐるんぱのようちえん」の保育園公演。劇団に帰ると、また積替えて「ともだちや」仕様で千葉へ。静岡・西部は豪雨、100q/h走行が危うい程の雨脚でした。4時間ほどで横浜・中華街横を通過。3連休前の夕方は危ないと、首都高は湾岸線を選択。けれども羽田に差しかかる頃には渋滞が始まり、波はあるものの船橋辺りまでノロノロでした。結局…夕食を買って宿入りしたのは19時近く。翌日は千葉市の2つの劇場さんの合同例会、会員外の方もたくさんいらっしゃるとのこと。初めて観る子の反応はオモシロイはず、ワクワクしながらの開場。
午前のステージ:早めにやって来た兄弟、弟くんがヤンチャで兄に怒られ泣き出す。親御さんが回収し、けれども開演時には何とか最前列に戻っていた。で、その子のハイテンションたるや…かくれんぼの場面では、オオカミより早く「み〜つけた‼」と声をあげられ、オオカミ自身は控えめに「見つけた」…ギャフンです。二幕終盤ではその子、ほふく前進しながら舞台に近づく。劇場のスタッフさんはハラハラ。でもやっぱり、途中で止まるんです、観にくくなる前に。それから幕あいのゲーム前に、低学年男子の発言「声を変えて上手でした」いきなりの感想にビックリでしたが、ジイ達は「あ、ありがとう」…言いたかったんでしょうねぇ。
午後のステージ:やはり幕あいのゲーム前、前半部分が終わったので感想を言いたかったのでしょう。3〜4歳の女の子が立ち上がりステージギリまでやって来て「オオカミはおじちゃんがやってた。で、キツネはおばちゃんがやった」…感想と云うか、事実を述べたんですが、とにかく気づいたことを伝えたかったんでしょう。ジイ達は「あぁ、そうだねぇ」そんな子たちが居ても、アタフタせず見守ってくれていた劇場スタッフさんに感謝です。
posted by むすび座メンバー at 08:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする