2024年07月29日

ぶぶふぉと・・・上五島

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コブタも、神さまの前では平等なんだって。

※ 新上五島町・中通島・奈摩郷の
青砂ヶ浦天主堂にて
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2024年07月28日

ウサジイの公演日記#1084

【長崎祭典】B
長いツアーには休日もある。しかし「おさんぽ劇場は休まない!」のかな?佐世保から70q・90分かけて、諫早市のステージ・風の子九州「ふらっと・ぶらっと」を観に行く。ジイ達同様、祭典を巡演している劇団風の子九州さんの公演です。他劇団の作品に触れると、もちろん具体的な参考になる面もあるが、翌日からの上演中に何かしら新しいイメージが生まれる。(様な気がする)暑い日だった分好天で、往復のR205からの大村湾の風景は、格別でした。
翌日は五島列島・小値賀島への移動。29回に及ぶ祭典で、初めて取り組む地域です。中心になっているNさんが佐世保の劇場の会員さんで、5〜6年前の「マリーちゃん」の例会を観ており、その縁でジイ達を呼んでくださった。若いお母さんは8割方島外から結婚で「この地では文化には触れられない」と思っていたらしい。この度のNさんの提案に、20名近い方が集まり実現となった。しかも2,000余人の島で既に140の集客が見込まれている!(名古屋を例にとれば14万人となる)佐世保港〜宇久島を経由〜小値賀港は、途中縦揺れもあったが、まずまず平穏な海でした。到着すると早速の打合せ。何しろ初めてなので入念な話し合いが必要。そこは同行してくださった県連絡会の方が、丁寧に説明してくださった。
さて当日、会場準備にも大勢のスタッフが参加。中学生やお父さんも活躍している。公演は上々で、後から聞くと、取り分け大人からの感動の声が多かったようです。実際にはジッと見入る感じでしたが、島の方の観るスタイルなのでしょう。前列・幼児グループは盛り上がってましたが、脇の方でお母さんと観ていた1歳さん。後半冒頭・コダヌキ君が登場すると「♪〜オッパイ飲んで寝んねして〜」と歌い始める。その後もコダヌキ君登場の度に「♪ポンポコ山の〜」と始まる。お母さんはアタフタ。しかし、さすが島、周りは平然と観ている。そしてジイ達は「ククク…」と笑いをこらえるばかり。小さな狸が大好きだったんだねぇ。
※言い出しっぺのNさんは、千葉県の子ども劇場出身。彼女が相談したSさんも劇場っ子。10年・20年前に頑張っていた、おやこ子ども劇場の取り組みが、今回のステージに繋がったのかもしれません。
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2024年07月27日

ぶぶふぉと・・・小値賀

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ブルーとピンクのコントラストも良いねぇ。
あ、鼻の先に付いてるんじゃなくて、
ずーっと向こうでおよいでるの。

※ 五島列島・北部の小値賀島・柿の浜にて
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2024年07月25日

ウサジイの公演日記#1083

【長崎祭典】A
佐世保から対馬へ移動。朝7時過ぎには発ち、九州道を福岡方面へ走って、90分程かけて博多港フェリーターミナルへ。壱岐・対馬は長崎県なのに、こちらからの船旅となる。ジイは30年以上前に2回行ったことがあるのだが、その時の大揺れの記憶が思い出される。が、今回はさほどでもなく、寝ているとローリングを感じる程度。壱岐・郷ノ浦港を経て、4時間半で厳原港に到着。港には対馬3ステージに同行してくださるIさんがお出迎え。彼女は今は閉じてしまった子ども劇場の事務局をしていたとのこと…心強い。しかも驚いたことに、若い頃にジイが訪れた「石の馬」と「西遊記」をご覧になっていた。更に「ひょっとして沙悟浄でした?」…いや〜嬉しいなぁ!
*翌日・初日は南部・厳原町。親子連れの他、学童保育が2団体集まり、なんと180名越えの超満員!小学生100名のパワーに少々ビビり気味のジイ達。ところが彼ら、指導員さんに注意を受けるコトなどなく超上客でした。前列に陣取った幼児の声が楽しい…オオカミの悩みに応えてくれる・手紙の宛名を教えてくれる・キツネに同調し「オオカミさん、遊びましょ」と唱和…等々。 *2日目は中部・豊玉町。子育て支援を行っている福祉法人の主催です。主に支援センターに通う親子・学童保育と保育園が各一つ。昨年からの開催だと云うのに、今回は100名を超える方が集まった。保育園児はジイ達のホームグラウンド、開演前のプレパフォーマンスから園児さんの声があがる。支援センターの子達も最後まで起きて観てくれた。ジイ達の目には入らなかったが、後ろの方で芝居の音楽に合わせて踊っていた1歳さんが居たらしい。(見たかったなぁ) *最終日は空港のある美津島町。地元の学童保育の他、親子連れが多数来場して、ここも110名超え。お芝居後半・オオカミが鏡を見て「俺って、ちょっと怖いかなぁ」〜笑ってみて「あんまり変わらねぇなぁ」すると小学生男子「人形だから変わらないよ」…ハイその通り、ぐうの音も出ません。他の子は「変身したら?」「お化粧するんだよ」…ありがとう、その方向でお芝居は続きます。
最終公演が終わると、昼食交流会の後、フェリーに乗るべく対馬北端の比田勝港へ向かう。来島した厳原が圧倒的に近いのだが、乗船車両が多くて予約が取れなかった。80qほどを90分以上走って港へ。ひと回り小さな船に乗り、5時間かけて博多港へ帰る。さぁ佐世保へ!と思ったら、港最寄りの都市高速入口が「工事中・通行止め!」5月の福岡県公演の時の記憶だけで、なんとか次の入口へたどり着く。佐世保の宿へ着いたのは23時前でした。
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2024年07月24日

ぶぶふぉと・・・対馬

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陽射しはジリジリ、
でも海を渡る風は爽やか〜

※ 対馬市・美津島町の万関展望台にて
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2024年07月22日

ウサジイの公演日記#1082

【長崎祭典】@
おさんぽ劇場「ともだちや」は、第29回長崎県子ども舞台芸術祭典に来てます。2020年に「マリーちゃん」でオファーがあったんですが、コロナの嵐が始まったばかりで中止、4年ぶりのリベンジです。フェリーで、大阪南港〜北九州・新門司港。九州道〜西九州道と走り、佐世保から北上して平戸市が初日の公演地。平戸大橋の袂にある瀬戸市場での昼食は、マグロの煮つけ定食。煮魚と云うか、カブトぶつ切り煮で、大きな目玉がゴロンと入っていた。コラーゲンたっぷり!橋を渡って平戸島…の喫茶店で、子ども劇場県連の方とツアー全体の打合せ。何度も上演している鹿児島とは違う面もあり、期待感が膨らむ。
公演地は同じ平戸と言っても島の西端で40q先、峠もあり小一時間もかかる漁村。到着すると既に若いパパ集団が待ち構え、アッという間に搬入終了。こんな(と言っては申し訳ないが)端で祭典が続いているのは、生の舞台に熱心なお一人の力によるところが大きいように感じられた。仲間が増えると良いなぁ。…で、明日から夏休みという夕方、やって来る子ども達のテンションはマックス。芝居中の盛り上がりに対抗するのが大変でした。
翌日の開場は、佐世保市北部。市内のステージは別作品(※)だったのだが、この地の古くからの劇場会員さんが「どうしても『ともだちや』を!」と企画してくださった。想いはあるが集客がままならず、設営時には「50人来るかなぁ」だったのに、蓋を開ければなんと90人をはるかに超える客席。(嬉しそうな彼女、良かったね!)さて客席はとっても集中してたんですが、一番初めに来たSちゃん・4~5歳の発言が周囲を巻き込んで、盛り上がる盛り上がる。終演後、Sちゃんが頑張って書いたアンケートを見せに来た。「面白かった。丸をあげます!」アンケート用紙には「〇」…しばらくの後、書き足して「花丸で〜す」更に「花丸2つ!」…自分でも楽しくなってきたのか(?)最後には「友達と食べる肉で〜す。こうやって分けるの」と切る線が入っている。…ま、楽しけりゃそれで良し。
(※):祭典では数団体が上演。今回ジイたち以外には、長野県・京都府・福岡県の劇団が巡演してる。
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2024年07月19日

ぶぶふぉと・・・平戸

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こんな端まで来るなんて・・・
四半世紀も人形やってると、
いろんな所に行けるもんだ。

※ 長崎県・平戸市…と言っても
平戸大橋から40km、1時間も先の漁港にて
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2024年07月15日

ウサジイの公演日記#1081

北海道から帰り、休日をはさんで「ぐるんぱのようちえん」の保育園公演。劇団に帰ると、また積替えて「ともだちや」仕様で千葉へ。静岡・西部は豪雨、100q/h走行が危うい程の雨脚でした。4時間ほどで横浜・中華街横を通過。3連休前の夕方は危ないと、首都高は湾岸線を選択。けれども羽田に差しかかる頃には渋滞が始まり、波はあるものの船橋辺りまでノロノロでした。結局…夕食を買って宿入りしたのは19時近く。翌日は千葉市の2つの劇場さんの合同例会、会員外の方もたくさんいらっしゃるとのこと。初めて観る子の反応はオモシロイはず、ワクワクしながらの開場。
午前のステージ:早めにやって来た兄弟、弟くんがヤンチャで兄に怒られ泣き出す。親御さんが回収し、けれども開演時には何とか最前列に戻っていた。で、その子のハイテンションたるや…かくれんぼの場面では、オオカミより早く「み〜つけた‼」と声をあげられ、オオカミ自身は控えめに「見つけた」…ギャフンです。二幕終盤ではその子、ほふく前進しながら舞台に近づく。劇場のスタッフさんはハラハラ。でもやっぱり、途中で止まるんです、観にくくなる前に。それから幕あいのゲーム前に、低学年男子の発言「声を変えて上手でした」いきなりの感想にビックリでしたが、ジイ達は「あ、ありがとう」…言いたかったんでしょうねぇ。
午後のステージ:やはり幕あいのゲーム前、前半部分が終わったので感想を言いたかったのでしょう。3〜4歳の女の子が立ち上がりステージギリまでやって来て「オオカミはおじちゃんがやってた。で、キツネはおばちゃんがやった」…感想と云うか、事実を述べたんですが、とにかく気づいたことを伝えたかったんでしょう。ジイ達は「あぁ、そうだねぇ」そんな子たちが居ても、アタフタせず見守ってくれていた劇場スタッフさんに感謝です。
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2024年07月09日

ウサジイの公演日記#1080

翌日は札幌市内の、北・西・手稲3劇場合同の例会。手稲の劇場さんはナント2回目なんです!コロナがまだ収束していない頃の北海道ツアーで観て頂き、その後「また観たい」と声が上がったとのこと。ナントカ冥利に尽きます。その頃を思い出すと、劇団も劇場も客席の作り方が判らず、試行錯誤だったような…因みに手稲さんは、フロアーにテープで升目を作り家族毎の観劇でした。その頃に比べると、すっかり元に戻り、知合いの子に声をかけて隣に呼ぶような光景がいくつか見られ、嬉しいかぎりです。
この日の公演は、会場使用時間の都合で11:30から。終わるとお腹ペコペコなはずなのに、アンケート書き(描き…も)や舞台前での記念撮影で、皆さん20分ほどは残られていた。という訳で、舞台のバラシは途中で一旦中止、劇場運営陣とのお弁当の昼食交流会となりました。次々と質問も出て、食事のかたわら人形や道具を持って来ての説明。アンケートにもゆっくり目を通せ…思わずニヤッとしたのが「隣で観ている長男が、お芝居にのめりこんで…オオカミが落胆するたびに、彼もため息をついていました」彼には、オオカミに代わって「ありがとう!」
撤収後は、一路フェリー埠頭へ。が、出港は深夜…たっぷりと時間があるので、R36を走って北海道の風景を楽しむことに。途中2ヵ所、道の駅にも寄ったり。野菜や海鮮は、鮮度保持の観点から断念。かろうじて仁木町産のサクランボ、これが名古屋の半値ほどでラッキー!・・・曇天雨天の北海道に別れを告げたのは23:30。
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2024年07月07日

ぶぶふぉと・・・恵庭

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あ〜、やっぱ初夏の北海道は、コレコレ。
ピンクのボクと、ラベンダー。

※ 道の駅「フラワーロードえにわ」にて
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2024年07月06日

ウサジイの公演日記#1079

おさんぽ劇場「ともだちや」は、北海道ツアー…と云っても足掛け5日・2泊2船中泊・二日2ステージの弾丸北海道。名古屋〜敦賀⇒苫小牧での下船は、超早かった。20時30分下船予定が、5分程前倒し!長い劇団人生でも、こんなことは滅多にない。ラッキー!と走り出したら「恵庭〜北広島・事故通行止め」の表示。今日の宿は札幌、その手前なんです。とにかく高速に乗り走ると「恵庭インター渋滞4q」…交通量は少なくても、下りる車の渋滞はあるんだ。で、手前の千歳で下りてR36をひた走り札幌へ。市街地に入り中心部に近づくと、やはりインバウンド…外人さんが目に付く。なんとか11時前には宿入りできました。
翌日は隣の街・江別市の劇場公演。R12を旭川方面へ小一時間走る。あいにくの曇天、時々小雨…梅雨の名古屋を逃げたはずなのに、そっちは好天こっちは雨模様。会場へと国道を曲がると、いきなりホッカイドー的な街並みが広がっている。…で、公演は中々に集中したステージでした。初めはやや緊張感のある子たちでしたが、中入りの積木ゲームのおかげで、舞台への声掛けが増えて嬉しいジイ達。終演後の交流会も皆さん残ってくださり、質問も次々と出ました。初っ端に手を挙げたM君・3年生「どうして来たんですか?」ジイ達「たくさんの人に人形劇を観てもらいたいと思ってるんです。そして子ども劇場の方が、このお芝居を観たいと思ってくれたんです」納得してくれました…と思う。
この子の家族は、夕方からの夕食交流会にも来てくれ、M君はジイの隣に座る。そして時々、思い出したように質問をしてくる。「何歳?」「68歳」お母さん「Mの爺ちゃんより年上だよ」。「人形劇やってる時、楽しい?」「やる前は緊張もするし、どんな人と出会うか恐くもある。やった後は、喜んでくれるから楽しいよ」…頷いていました。ズーッと何かを考えている彼には「大きくなったら劇団を訪ねてください」と名刺を渡しました。
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ぶぶふぉと・・・江別

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7月だけど、涼し〜!
何が着るものあれば良かったな。
※ 江別市・飛鳥山公園にて
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2024年07月03日

ウサジイの公演日記#1078

翌日は長野市、駅にも近い中心部の会館で午前午後の2ステージです。どちらもイイ感じで上演できましたが、多彩な子たちとの出会いもあり・・・開場後まもなく、舞台前にやって来る男の子・3歳くらい、そのまま舞台へ入って来る。もちろん出て頂いたが、劇場のスタッフさん「いつもああなんです。お母さんも気にしないので、劇場がマンツーマンで対応します」その彼、上演中はスタッフさんの膝の中でチャ〜ント観ていました。後で劇場の考えをお聞きした。「人にもよるが、お母さんに苦情を言うと彼を怒る。それは舞台嫌いにつながる。問題はあるにしても、楽しそうなお母さんを見れば、彼も舞台が好きになる」…難しい問題ですね。
観客の中には0歳児もいる。おそらく彼らは、音や動きを楽しんでいるのだろう。そんな子の一人が泣き出し、親御さんは一旦会場から去る。やがてまた入場し、終演まで観てくださった。この件につき、劇場さんからの又聞き「一家3人で静かに暮らしているので、大勢の客席に最初から不安感があった。お芝居中でキツネが嬉し泣きすると、それに呼応するように泣き出してしまった」…小さいなりに、お芝居の状況を感じてくれたのかな。
各ステージの客がハケタ後、担当ブロック(受付・会場整理などを受け持つ)との交流会があった。劇場を構成する、地域ごとのブロックでの活動を大切にしてるんです。その場に、ハイテンション&多弁な子・5〜6歳がいた。最初から質問・感想を出し、お母さんが発言しようとしても、遮るように話し出す。しかし彼女、実によく観ていたんです。「トランプは、最初キツネが勝って…云々」と細かい部分まで覚えている。「オオカミが手紙を書く時、悲しい音楽が聞こえてきた」悲しく聞こえたのは、あなたの心がそう感じさせたんですよ。
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2024年07月02日

ウサジイの公演日記#1077

「ともだちや」は、千曲市と長野市の子ども劇場公演。往路は雨天、伊那谷に入ると高速走行に危険を感じるほどの豪雨!けれど姨捨SAで休憩する頃には、ほぼ止んでくれました。宿は長野市南部・やや郊外のホテル。近隣の劇場さんでも例会が目白押しらしく、人形劇団大集合!到着した夜には、ジイ達の車を発見した関東の人形劇団Hさんから、「早く判ればお食事したのに」と電話が入った。翌朝、朝食会場で関西の人形劇団Kさんに遭遇。出発する時には関東の人形劇団Pさんのトラックを発見!長年の劇団生活でも珍しい密集でした。
さて初日・千曲市では…冒頭・ナレーター的なジイが客席に問う。「ここはどこ?」まず間違えなく「もり!」と答えが返って来る。ところがこの日は、子ども達が笑いだす。ジイのもの言いが変だったのか?お芝居への期待感がそうさせたのか?いずれにしても答えが返らないと、それなりに対応しなければならない。…すると、前列端の男子二人・7~8歳が「森!」ありがたかったのだが、その二人は大人しく観るタイプではなかった。寝転んでゴロゴロするし、Tシャツの首部分に顔をはめて遊ぶ始末。(この状況、ジイ世代は「ジャミラ」と呼ぶ=TV・ウルトラQに登場の怪獣)そんな状態でも、チャ〜ント観てくれてました。
お芝居が終わり、役者へのプレゼント〜諸連絡があり、劇場スタッフが「気をつけてお帰りください」と挨拶する。…が、誰一人動かない。不思議な状況に、ジイ達が「あのぅ…お終いですけど」と言うと、少しづつ立ち上がる。やがてステージに近づいて記念写真を撮ったり、談笑したり…。劇場の運営陣に「いつも、こうなんですか?」と聞くと「いえ、不思議ですねぇ」とのこと。余韻に浸ってくださっていたのか?だとすれば嬉しいことです。
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2024年06月28日

ウサジイの公演日記#1076

3日間の長野県公演。飯田市の小学校(+隣の保育園)〜松本市の幼稚園〜同市の保育園で「ともだちや」…反応がそれぞれで、中々に面白い。飯田市は、40余年の歴史を持つ人形劇フェスティバルの街。加えてこの小学校では、高学年の授業に人形劇の上演までがカリキュラムに組み込まれている。大いに受け、楽しい会場だったが、終演後には人形劇製作中の学年の質問コーナーがある。彼らの作品は当然蹴込芝居で、果たしてアドバイスになったか?…それなりに意味あり、良かったみたいです。舞台をバラシていると5年生がやって来て、感想文を貰う。いやそれがナント、パソコン製作でイラスト付き!こんな頃から、PCに慣れ親しんでいなくちゃならないんだなぁ。
松本へ移動しての翌日。その園は、ある意味自由度が高いようだった。開演前に園庭の向こうの方に走って行く子に対しても、先生の対応は「待つ」。印象深かったのは、仕込み中に入ってきた女の子。自分だけの世界があるようで、こちらの声掛けになかなか応じてくれない。で上演中、その子はそれなりに興味深く観てくれた。終演後しばらくすると、再びやって来る。こちらはバラシ中。ウロウロしているうちに、片付けたパネル箱を倒してしまう。慌てて戻そうとするが、やや重いために出来ない。実際には倒れてても問題ないのだが、「自分で直せないようなことをするな」と叱責するジイ。すると、何とか立てようとするが…どうにも出来ないようなので手を貸すと、彼女は「三輪車だってチャント立てられるんだから…」と言い返してくる。どうやら、彼女のプライドを傷つけてしまったようだ。
そのまた翌日は、中心部のやや大きめの園。しばらくぶりだったが、思いがけず大きな反応!慌てて芝居中に、スピーカーの音量を上げるほど。そんな訳で、反応が収まるのを待ちながらの上演でした。が、それも次第に小さくなり、最後の方ではかなり集中した客席でした。終演後の園長先生との歓談時、こんな事を話してくれました。「オオカミさんが手紙を書く時、すぐ前の年長の女の子が隣の子の肩に手を回した。するとその子も呼応して肩を組んだ。二人で『何て書くんだろう?』『私なら、こう書く』なんて考えてるようだった」…嬉しいなぁ。
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2024年06月23日

ウサジイの公演日記#1075

【ウサジイ昔ばなし】〈124〉・・・廃業…
劇団がずーーーッとお世話になっている自動車整備会社が閉じるという話を聞いた。ほぼ、S氏お一人で整備をしている工場。見た目は若々しいが、かなりのお歳だと思われる。ジイ入団の44年前はおろか、もっと前から劇団の全車両の面倒を見てもらってきた。(因みに、同志・劇団うりんこさんも依頼されていた)ジイが定年を迎えた後、社用車の車検にうかがう度に、車の話で盛り上がった。車が大好きで、この歳まで頑張ってきたのだろう。そんなS氏の思い出は、数多くある。
*1980年代中盤「石の馬」横浜公演へ向かう途中、牧之原SAでトラックのオイル漏れ発覚。とにかくS氏に電話。「どうしようもないから、レンタカーを依頼せよ」…そのトラックは最寄りのインターで下り、近くの修理工場に避難。その日のうちにS氏が大型トラックに載せて、名古屋まで運び直してくれた。*1990年代初頭「悟空誕生」中国地方のツアーからの帰途。ガリガリッ!と異音があり、クラッチが繋がりにくくなる。⇒電話。「ギアが割れてるかもしれない。2速発進で、慎重に4速に入れ、そのまま走れ」ギアを介さずに走行せよという意味。祈る気持ちで走り(休憩は極力取らず)なんとか帰名〜工場へ。*同じ頃、地元で動かなくなったワゴン車。⇒電話。「2〜3速でクラッチ切って押す。スピードが出たら、いきなり繋ぐ」何度かトライして動きました。今から考えると乱暴なやり方もありますが、S氏は劇団の状況を熟知しており、安全であれば費用が掛からない方法を指南してくれたのでしょう。車検時でも部品交換は最小限。今・おさんぽ劇場のワゴン車も、直近の車検時に「このタイヤは次は変えんといかんかなぁ」…と言われたと云うことは、かなりヤバいと云うこと。様子を見て、交換するとしよう。
廃業と云えば、これも長年付き合いの照明会社。数年前に逝去した初代が、それまでの会社から独立したところです。照明家というよりは、芝居大好きな方で、ジイ達のレパにもダメ出し多々。二代目社長は名古屋出身で、東京大手照明会社のホープだった方。諸々の理由で帰名、初代が絶賛していた照明家。…が、大きな収入源であった商業ホールが休業となったこともあってか、昨年を以て会社を閉じた。残念です。
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2024年06月20日

ウサジイの公演日記#1074

四日市市の子育て支援センターで「どんどこももんちゃん」のみ×2回の公演。劇団は乳児向けの作品を持っているが、稀にこのような依頼が入る。絵本「ももんちゃん」シリーズが低年齢向けであるのが理由だろう。この作品は元々、乳児向けに創ったわけではない。上演作品の主人公の意思の流れをを十分に理解するには、それなりの経験値が必要だと思っている。が、2歳児程度であれば、まあまあ理解しているようだ。加えて人形劇界のヒーロー=蝶々・蛙・青虫が登場するため、乳児さんにとっては良いようだ。(これら動物の特異な動きを追うことが心地よいのかもしれない)
ともあれ、経験が少ないため、上演する際にこちら側は緊張する。声のボリューム・メリハリ・芝居の速度など、どの程度が彼らに会っているのか?入場時から、年齢や性格を気にして子ども達を迎える。…この日の会場は何年も継続してお世話になっているところだし、スタッフの方々も経験値が高いようで安心感はある。開演時の挨拶でも、親御さんへの諸注意に続いて「お子さんがこちら側=ステージに入るのは危ない面もありますが、それ以外では自由に歩き回っていただいても構いません」…そうそう、判っていらっしゃる!
さて上演、案の定どちらのステージでも演技エリアに近づく子がいました。って云うか、ケコミに突撃したり、後ろ側に回りそうになったり。そこは信頼のスタッフが、ギリ・セーフのタイミングでカバーしてくれました。この「ギリ」って言うのが重要。危なくなりそうな時点で阻止しては、楽しんでいる子どもを阻害しかねない。実際、客席前で立って観ていた子は、お芝居の変化に呼応して跳ねたり止まったりしていた。上演時間が短い割には結構疲れたステージだったが、楽しさも多い日でした。
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2024年06月15日

ウサジイの公演日記#1073

島根県松江市の南部・旧八雲町にある「しいの実シアター」で「ももん&カミナリ」の2日×2公演。、一昨年、同会場を中心に開催される「森の演劇祭in松江」に招聘されたばかりなんだが、その時の評判がよく、地元の子たちに広く観てもらいたいと再度の上演となった。シアターを管理運営するNPO法人「あしぶえ」の呼びかけに市内の幼保が呼応し、あっという間に満席になったという。市からの助成を受けて観劇料を低額にしているのも「あしぶえ」さんの力です。(当日も行政の職員を呼び、状況を体感してもらっていた)こうした取り組みがなければ、この地域の子たちはお芝居を観られなかったかもしれない。有難い活動です。
キャパ108名の小さなホールですが、天然木のベンチシートなので、幼児であれば150名程座れる。様々な地域から集まった園児だが、会場の雰囲気が良いためか、お芝居冒頭から大盛り上がり。1日目は「がんばれ〜!」の大合唱。橋渡り・山登り・お相撲のももんちゃんに「頑張れ〜」、爺さんとゴロちゃんのバトルに「頑張れ〜」。2日目はカミナリカレーの爺さんの味方。ゴロちゃんが何かしようとするたびに「来てるよ!」「危ない!」。変わった所では、壊れた蓄音機に呆然とする爺さんに「メルカリで売れば?」…う〜ん、かなり壊れているからダメじゃないかなぁ。
1日目の午後はフリーで、昼食には名物・割子蕎麦を堪能。その後、島根半島の北まで足をのばし、エメラルドグリーンの日本海に癒されました。…でも、ジオパークの展示館で学習もしたんですよ、宍道湖の成り立ちとか。
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2024年06月14日

ぶぶふぉと・・・島根

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こうやって並ぶの、
2年ぶりだねぇ。

※ 松江市八雲町の
森の劇場「しいの実シアター」にて
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2024年06月12日

ぶぶふぉと・・・鳥取

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「見た目はコブタ、中身もコブタ」
でも少年だから、探偵団に入れた!

※ 鳥取県北栄町の道の駅・大栄にて
「コナン」作者・青山氏の出身地です
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