2024年10月13日

ウサジイの公演日記#1096

久しぶりの手打公演。…あ、オファーがあっての出前公演に対して、いわゆる自主公演を「手打ち」と呼びます、業界では。上演中の「ともだちや」、実はこの秋で終演予定でした。(状況が変わり、来年度一杯まで上演しますが)その前に一般公演をしたいなぁと、急遽決まりました。決まったというか、自分たちで「やりま〜す!」と手を挙げた。劇団創立50周年に立ち上がり、以降細々継続している「チャレンジ企画」という形式です。劇団挙げての公演とは違い、有志中心のモノ。赤字さえ出なければ、開拓的にやりましょうと云うモノ。急遽であったため、会場は初の県芸術劇場のリハーサル室。空いてる日程に飛びついたため、秋の行事真っ盛りとバッティングし、集客は伸び悩み。…が、結局、90名程の客席となり、結果オーライでした。
中々観てもらえないスタッフにも、京都・川崎から足を運んでもらう。他にも地元の知人の顔が見られて、嬉しさ半分・緊張半分。大人が多いかと心配していたが、半分ほどは子ども達。最前列の女の子・4〜5歳さん×2人のノリの良さには救われた。1〜2歳さんも元気な子が多く、ずっと観ていてくれた。開演前に歩き回っていた女の子・1歳は、当日パンフをしゃぶっていた為、帰る時にはグチャグチャ。もう一つあげました。2歳弱(?)・男の子、ずっと歩き回っていた。時々前の方で立止るのだが、視野を遮られて文句を言う子もなく…客席からこちらへ近づくこともあるが、演技エリア前で停止〜帰って行く。お芝居後半のコダヌキ君みたいな風貌に、ジイ達はとっても癒されました。
・・・この度の公演の宣伝に、6つのおやこ子ども劇場さんに伺いました。聞こえてくるのは嬉しい話と、それ以上に大変な状況。今こそしなければならない「協働」を痛感した公演でした。
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2024年10月10日

ウサジイの公演日記#1095

ここのところ東名・名神高速の工事渋滞に悩まされている。工事情報があると、早出でない日には実態収集に励む。6:30頃から30分おきに8時前迄、PCで渋滞状況を確認する。渋滞予想は一応公開されているが、予想に過ぎない。実態を確認して出発時刻に反映させる。
そんな中、「ももん&カミナリ」で亀山市の保育園公演。40人ほどの小規模園です。自然豊かな地域だったのに、子ども達の賑やかな反応にビックリ!「ももん」冒頭・箱からももんちゃん登場。すると会場後方・年長さんから「やったな〜」の声。意味は不明だが、上手いコトやってくれましたねぇ的(=僕は騙されませんよ)なニュアンスを感じる。周りの先生方は大笑い。日常的にひと回り上の反応をする子らしい。それにも増して凄かったのは年少さんたち。終始賑やかだったんですが、「カミナリ」後半・ゴロちゃんが辛さに雷ピカピカの場面。発雷のSEに合わせて、立ち上がって踊りだす子たち!カミナリ祭りが始まったような光景に、ジイ達は唖然!しばらくの後、「ククク…」と笑いをこらえることになった。
年少さんは、翌日・犬山市の子ども園でも際立っていた。「ももん」ラスト・お母さんとおぼしき女性に飛びつく。安心感の終演に会場からの安堵の雰囲気しばしば感じるのだが、この日は会場から拍手が巻き起こる。残念ながらジイは蹴込み後ろに隠れて見られなかったが、メンバーCちゃん曰く「2歳さんがパチパチと…」安心感の象徴には替え難いモノがあるんですね。「カミナリ」前半では、ゴロちゃんを怒る爺さんに対して「そんなに怒らないでよ〜」と女の子の声。実感のこもった声に、可笑しくもあり納得もしたり。もちろん、怒り続ける爺さんなのですが…。
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2024年10月09日

ぶぶふぉと・・・アライグマ

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これからの季節、
君たちの毛皮が羨ましいよ。

※ 岐阜県・可児市・R41沿い
「日本ライン花木センター」の奥の方に居ます
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2024年10月01日

ぶぶふぉと・・・斎宮

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ミヤビな雰囲気!
体型的に、十二単衣は無理かなぁ…

※ 三重県・明和町の斎宮にて
すぐ近くの保育園公演でした
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2024年09月30日

ウサジイの公演日記#1094

長野県・茅野市の劇場公演。ゆったりと移動して前泊。日曜のホテル朝食会場はかなりの混みよう、八ヶ岳の麓だけあってトレッキング的服装の方も多い。外に出ると…寒!会場へと向かう車中、路肩の気温表示は19℃。公演会場は、「八ヶ岳自然文化園」のセミナーハウス。緩やかに坂道を上ってゆくと、うっすらと霧に包まれる。霧をかき分け進むと、白樺の木立の向こうに緑色の屋根が見えてきた。公演に来たのか?観光に来たのか?美しい自然にテンション上がる。
会場の都合で9時入りの11時開演だが、大人数のお手伝いでアッという間に搬入終了。「ともだちや」の仕込みは早い、30分少々で完了し、打合せ〜開演挨拶の練習等々。司会進行は、女の子・小3〜4(?)の二人。離れた小学校だというが、劇場友達で息があってる。この二人、今日の例会では主役感があるのか?開場後も終演後も何かと話しかけてくる。舞台衣装を見ては「変な模様のシャツ!」<これは衣装なの>「ふ〜ん衣装なのか…」「おじさん、帽子が似合ってない」<おばさんは?>「お姉さんは似合ってる」…こりゃ開演したら、かなり突っ込まれるぞ、と思っていたのだが…始まるとじっと見ている。突っ込まないどころか、ほとんど笑わない。面白くないわけではないらしい。相当入り込んでいる。他の子たちも同様で、笑い声はむしろ大人中心でした。ん〜、いろんな観かたがあるんですね。
終演後、昼食交流会。弁当に入ってた不思議な風味の緑色、パセリのお浸しでした。この地域では大量にとれるので、普通に食べているとのこと。感想・質問などが続く中、青年の発言が面白かった。「俺はミミズクが好きです。友達になるのも良いけど、ちょっと離れたところから眺めていて『ほら、くっつけよ』なんて思うのが楽しいから」…友達関係というより、恋人関係をイメージしているようでした。
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2024年09月20日

ウサジイの公演日記#1093

涼しい北海道から帰ると、蒸々暑々〜の地元幼保公演。東郷町は公立4園に公費での観劇を行っている。今日の園「ともだちや」では、後半ず〜っと「オオカミさん、可愛くない」と言われてしまった。前半ラスト、ミニカーをキツネにあげると「いいな〜、僕も欲しい!」残念、舞台と客席には厳しいラインがあるのです。・・・で、北海道の思い返し。
札幌で夕食交流会があった。コロナ時には中々できなかったが、互いの活動のためには有難い機会なのです。食事が運ばれ、最初は観たばかりの「ももん&カミナリ」の感想から始まる。この作品を採っていただく時には「ももんちゃん」の力が大きいのですが、話は段々「カミナリ」についてに移って行く。お芝居の中で、爺さんは忖度することなく子どもを怒る。(ジイは、それをやりたくてこの作品を選んだのですが…)その情景から話は広がり、子ども劇場事務所での情景が幾つか話された。そのどれもが、「子どもと真剣に向き合えば、その子はチャント判ってくれる」って云うような話だった。家や園・学校で上手くいっていない子が、事務所にやって来た。イケナイことをした時に、運営陣が怒った。その子はシュンとしたが、次に会った時には懐いてくれた。その子に「誰が一番好き?」と聞くと、怒った人を指名したという。そんな話が、いくつも聞かれた。劇場活動を続けてきた方々だからこそ、そんな対応ができた。ずっと子どもと向き合ってきたからこそ、大胆だがちゃんとした対応ができたのでしょう。そんな話を嬉しそうにし合うお仲間の姿が頼もしかった。
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2024年09月13日

ウサジイの公演日記#1092

北海道での公演を終え、帰途につく。が、フェリー出港は23時過ぎ、有り余る時間がある。釧路からR240・通称まりも国道を北上、阿寒市街を過ぎた辺りで道の駅。ジャガイモ(レッドムーン)を買う。タンチョウ云々との看板があるが、それらしき雰囲気はない。そこを出てしばらく走ると、居た!タンチョウが。低く飛んでるのとか、草地で食事中(?)とか。渡り鳥かと思っていたが、調べてみるとどうやら日本では留鳥らしい。さらに北上し、阿寒湖。湖畔エコミュージアムセンターに寄り、学習タイム。それより…前庭にエゾシカが3頭草を食んでいた。かなり近寄っても気にせず(いや実は警戒してたかも)食べ続けていた。その後、木立を抜け湖畔に出ると「ボッケ」=泥状の噴泉とでも言うのか、泥のプールがボコボコと沸いている。硫黄の臭いもかなり強い。
阿寒湖からはR241を西南進し、足寄の道の駅で昼食。ここ出身の松山千春氏のコーナーがあった。更に西へ峠を越え士幌、〜南下し音更から道東道にのる。千歳付近まで来て時間に余裕ありと判断、追分町ICで下り、R234で苫小牧へ。夕食&食料買い出しでイオンへ寄る。ここには道内の某有名菓子店の支店が3つあり、土産選びには便利なのです。・・・な〜んて書いてると、遊んでばかり?などと思われがち。でも、せっかく知らない所へ来たらとにかく探索しなけりゃ損です。(ジイの場合、地元スーパーの品揃えなんかも興味津々)何の役に立つか?それは判らないが、どこかで表現に繋がっていると思い込んでいます。
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2024年09月11日

ぶぶふぉと・・・鶴居村

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これがあれば、雨が降っても大丈夫!
(北海道のフキは大きい!)

※ 鶴居村・温根内のビジターセンターにて
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ウサジイの公演日記#1091

札幌の次は釧路…への移動日。とにかく行けば良いわけで、高速道路は帯広まで。後はR38を走った。途中、豊頃で「ハルニレの木」に会う。(ぶぶふぉと参照)樹自体にも150年の年輪を感じたが、立っている牧草地・好天の空と雲に映えて清々しい気分になる。途中、道道1038号線に迂回し、早めに太平洋側に出る。海岸線に沿った山肌は、海からの強風のせいか高い木は生えていない。白波立つ長〜い海岸線を釧路市へと走った。
翌日の公演は夕方から。入り時間まで間があり、釧路湿原へ足をのばす。まず釧路湿原展望台…と思ったら、駐車場で観光バスに遭遇。館内は落ち着いて見たいので、眼に入った周遊道路(?)へ向かう。湿原の中を歩くのかと思ったら、湿原端の山の中を上ったり下ったり。3q弱でも汗びっしょり、最後に展望所があってホッと一息つく。ところが、その道の出口まで来ると「熊発見の情報アリ・しばらく閉鎖します」の看板。ジイ達が歩き始めて程なく熊出没の報告があったらしい。行けて・会わなかったから、ラッキーでした。その後、道道53号を更に北上し、鶴居村の温根内ビジターセンター。ここの木道は、文字通り「湿原」の上を歩ける。木道の上に何かの糞を目にする。キツネか?タヌキか?にしても周りは湿地だから、この上をトコトコ歩いていたんだろうか?などと考えていたら…なんとエゾジカに遭遇!湿原の草を食べている。あんなに細い足だから、湿地とそうでない部分と判って歩いているのだろう。…それから、ず〜っと向こう、多分1q先にタンチョウ2羽も確認。
もちろん公演もしましたよ。開演前に話しかけられる。「ずっと観たかったんです。その頃は小さな子が少なく、やっとお呼びできたら、自分の子達は中学生」…もう7年もやってるからなぁ。「1歳の孫が、札幌で観たそうです」…同じモノを観られて嬉しそう。「帯広まで行って観ました」…一昨日の「かくれやま」公演、ありがとうございました。
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2024年09月10日

ぶぶふぉと・・・豊頃

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ボクも、そろさろ…
根を張らなくちゃ、シッカリと。

※ 豊頃町「ハルニレの木」の前で
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2024年09月09日

ウサジイの公演日記#1090

翌朝7:30に士別を出て道央道を南下、札幌に戻る。旭川以北は森の中を走る様な部分もあり、「鹿に注意!」の電光掲示も誇張ではないような気がする。虫、取り分けトンボが多く、何匹も殺生してしまった。日曜日だと云うこともあり、予定時刻前に会場到着。札幌子ども劇場協議会の5劇場さん協同の例会は幼児例会で、小学生未満の子達のみ。小学生不在は、少々構える部分もあるジイなのです。けれども始まれば、子ども達に助けられっぱなしのジイ。というのは…。
*この日が子ども劇場デビューだという2歳さん。お芝居が始まると、トコトコと舞台前に来る。ジッと見ていて、帰って行く。客席と舞台ツラとの中間点が立止り点らしい。何度も繰り返すが、視線を遮られて文句を言う子もなく、お芝居は終了。終演後にお母さんの元に行くと、「ごめんなさいねぇ」でも、その割にはドッシリ構えている感じ。続けて観てくださるようで安心です。 *「ももんちゃん」前半・カエルの場面。時々あるんですが、カエルの動きに合わせてピョンピョンする子。すると隣の子も真似て、ピョンピョン。それが周りの大人に大受けで、ステージのジイ達は二の次。 *最初に入場して、人形劇を超楽しみにしていた男の子・年長さん(?)。「ももんちゃん」を超楽しみ、幕あいのゲームで盛り上がり、さぁ「カミナリ」となった途端…自ら後ろの方へ移動して行く。どうした事か?と盗み見ながらのお芝居。どうやら鼻血が出たらしい。後で聞くと、これが初回ではなく、出血に対して冷静に対処したらしい。つまり、母ではなく劇場スタッフの所に行き、処置を求めた。しかし観劇は止めず、額を冷やすモノが目を閉ざすと自分の手に奪い、見えるようにして冷やしていた。有難い観客です。
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ぶぶふぉと・・・占冠

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「花と少年」な〜んちゃって

※ 道東道・占冠PAにて
花壇のコンセプト=天空の庭
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ウサジイの公演日記#1089

「ももん&カミナリ」で北海道ツアー。例によって敦賀23:55発のフェリーで、翌日20:30苫小牧東港〜札幌泊。翌朝、道央道を北上して士別へ。昼入りの公演だったので、時間的に大好きな一般道は選択肢にならなかった。が、やや早めに着き「羊と雲の丘」へ。(←ぶぶふぉと参照)世界の羊館には実に多様な羊がいて、しかも餌を求めてか?どの仔も近づいてくる。チョット嬉しい。昼食は、道の駅で「マトンカレー」…ジンギスカン的香りがホッカイドー。
さて、おやこ劇場の公演…40人ほどの客席だったが、冒頭からどの子も笑い声が途切れない。ところが「カミナリ」中盤・畑を耕すシーンで、会場の天井灯が突然の消灯!スイッチの付近には誰もいなかったから、事務所での誤操作か?(…結局不明)子ども達は「?」的な雰囲気を出すものの騒ぎにはならず、劇場スタッフの対応で10数秒後(恐らく)には復活。何事もなかっ様にお芝居は続きました。…がジイは、万一復活が遅れた場合も考え、お芝居のどこかで「暗くなったから一休み」と人形に言わせられないかなどと考えるのでした。ところで、上演中に飛び出しそうになる子が一人。その度に会場スタッフに止められていたが、終演後にもステージ前にやって来る。どうやら裏側を見たいようだ。他の子の手前断ると、今度はゴロちゃん製作の「蓄音機」を被りたいと言い出す。(ご覧になってない方には「?」ですが、紙製の箱で作り、被って歌うジュークボックス的なモノ)…実はそんな時用にと、舞台用とは別に体験用の「蓄音機」を持っているんです。早速取り出して渡す。すっかりご満悦の彼。しばらくの後、返してくれ、「家で作る!」と帰ってゆきました。
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2024年09月07日

ぶぶふぉと・・・士別

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牧場に一人ぼっち…
オオカミ来るなよ。

※ 「羊と雲の丘」にて
放牧してない日でした、残念!
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2024年08月29日

ウサジイの公演日記#1088

【ウサジイ昔ばなし】〈125〉・・・通信手段
最近、郵便料金値上げのお知らせが来た。昨今の状況から致し方ないかと思うが、これで更に手紙離れが進みそうだ。・・・などと考えるうち、旅公演先からの通信に思いが広がった。ジイが長い旅公演生活に入るのは、1980年代半ば。その頃は「一ヵ月出て一週間帰る」の繰り返しもあった。そんな中、後にパートナーとなる者との通信は「手紙」。もちろん電話(但し公衆)はあったが、高い!低収入の劇団員にとって、そうそう長電話をするわけにもゆかない。…で、手紙。多い時には週2くらいで。(…今更ですから、ノロケではナシ)それが当り前の環境だったんです。
やがて公衆電話代が工面できる状況が来る。初めからテレフォンカードがあった時代なのか?いずれにしても、やや淋しい地域では、¥100専用もあり、いかに¥100を使い切って電話を切るかに腐心した。カードではその心配はないが、話が途切れると残数の減りが早まるような気がした。当時の使用済み¥1,000カードの束は、押し入れの隅に…。
因みに当時、劇団外部の演出家・S氏との連絡には班責任者管理のカード、劇団の預金からの引落しシステムがあった。それから、劇団の機関紙「むすび」への投稿も、メール環境がなかった時代はFAX。宿のモノを借りられればいいが、不可な場合は電電公社(現NTT)に行ってお願いした。
2000年頃になると携帯電話が普及してくる。頑固者のジイは「反携帯!」だったが、奄美諸島ツアーに際して加入。公衆電話の所在が心配だったこともある。家族との通信は無料になり、¥の心配は減る。が、何時でも繋がると云うことは、呑んだくれて寝てしまったりはイエローカード。その後、SNSの普及に伴い、某ラ**に頼ることになる。確かに便利ではあります。が…
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2024年08月27日

ぶぶふぉと・・・八頭

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地蔵盆は子どもが主役なんだって。
ボクも子どもだから、対象者だよね?

※ 鳥取県・八頭町の西橋寺さん門前にて
地蔵盆の企画で上演しました。
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2024年08月25日

ウサジイの公演日記#1087

「ぐるんぱのようちえん」終演間近につき、美術スタッフを公演先に招いて観ていただく。本来ならばもう少し上演が続くはずであったが、著作権上の不具合で終演となった。というのは…作者が亡くなられ、権利をどなたが継承するか決めかねているため、間に立つ出版社もなす術がないとの事。原作をお借りしての創造では、様々なケースで上演の継続困難になることがある。…とは言え、当日・安城市の公民館公演は上々の内に終える。その後「お疲れさん」的に昼食会。どこが良かろうかと考えるうち、ふと思い出した店・市内の某うどん店へと向かう。店内に入ると「あ〜、うんうん、こんな風だった」と思い出しながら、ミニうどん&丼ランチを注文。店主こだわりのうどんは、注文してから茹でに入るため、15分以上は待つ。が、その甲斐はあるのではないかな?
食事を済ませ会計時に「あのぅ…Tさんでしょうか?」恐る恐る尋ねると「ハイ!」「え〜、以前ここで人形劇をさせて頂いた‥」「あ〜!」「むすび座の」「やっぱり!どこかで会ったような気がしてたの」店を出るはずが、コーヒーのサービスを受け、昔ばなしが十数分。(営業の方は大丈夫なのだろうか?)・・・実は12年ほども前になるかな?Tさんから劇団へ、突然の問合せ「地域の子達に観せたいが予算が少ない。会場はうどん屋で狭い」全てにおいてマイナス状況。が、これを聞きつけた(まだ若かった)おさんぽ劇場=安城市の公演は少ないのだから、足掛かりになるかもしれないと、企画書を劇団運営委員会に提出しOKをもらったのです。打合せに行くと、予算はともかく実に邪魔な所に梁があったりで悩んだ。お芝居の段取り等を変え、冷や汗タラタラで上演した記憶が残っています・・・そんな昔なのに、Tさんはしっかりと覚えていてくれ、嬉しそうに話してくれた。「あの時の子ども達は、もう高校生。でも良かったわ〜あの時観せられて」長い劇団人生のヒトコマですが、出会った一人一人にとっては、たった一回の出来事だったりする。「有難いなぁ」を感じた日でした。
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2024年08月01日

ウサジイの公演日記#1086

【長崎祭典】D
島での公演を終え、佐世保に帰る。長崎へは、長い劇団歴でも初めての西彼杵を通るルートで。R205〜202〜206、西海橋を渡る辺りの海は、穏やかな顔をしている。北隣の時津町辺りから、両脇に店舗が増えてくる。やや峠を越える感じで長崎市へ入り、平和公園の浦里〜駅〜出島手前の大波止で宿入り。島めぐりの後だったので、都会!日が暮れても灯がアチコチに…都会だ!人間の感覚は環境に左右されるんですねぇ。
翌日、ツアー最後の長崎市・2ステージ。長崎市の子ども劇場さんの中の、数ブロックで実行委員会を作っての企画。学童保育の子達が客席の大部分を占めている。学童の子達は気を許すと狂暴に(失礼)なるので、様子を見ながら迎えるジイ達。始まる前はゴロゴロしたり、バトルがあったり。しかし始まれば、ちゃ〜んと観てました。後からスタッフさんに聞いた話=再終盤にはチョットだれていた高学年、オオカミさんが悩みながら手紙を書き始めると、みんな背を正し舞台に注目した。…無言の行為に気付く彼らに拍手です。
祭典の最後は、参加劇団が集結しての「まとめ会」…その前に午前の人形劇団京芸さんのステージを観に行く。劇場例会に数多く取り上げられている作品で、興味津々。(⇒面白い感覚の作品だった、ジイとしては好きだなぁ)まとめ会は4劇団+県連絡会・地域窓口の役員さんが集まり、今回の特筆すべきステージの報告・問題とされる件などを出し合う。来年は第30回とのこと、より良き祭典になることを願う。
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2024年07月30日

ぶぶナシふぉと

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「公演日記」記載のニワカのひとつ。
外題は「貧乏神」
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ウサジイの公演日記#1085

【長崎祭典】C
翌日は中通島・新上五島町への移動。早朝(?)4:50発のフェリー!直行便はこれしかないのだ。着岸時間10分の間にコンテナを積み下ろしし、ジイ達の車はバックで最前列に乗船。この後、中通島〜奈留島〜福江島と寄港するため、乗降しやすい位置に載せるのです。未明の中、小一時間の航行。夜が明けるころに西部・青方港に着くと、実行委員会の方がお出迎え。まずは朝食カフェに案内され、キャンプ場端のログハウスで頂く。宿チェックイン時刻には程遠いため、実行委員さんが経営する民宿で休憩=仮眠。昼食後、東部・有川港付近の海童神社の「十七日祭り」を見に行く。今年で401回を数える由緒ある催しだが、実に楽しいモノだった。有川地区の6つの「郷」毎に寸劇=ニワカを披露する。三味線・太鼓の音にのせて、舞台をイメージする屋台を引き、地区内を巡演して回る。ジイ達が見たのは、出発地点での一挙上演。いや〜、笑った笑った。
翌日、会場へ行くと、既に十名以上の方が集まっている。元保育士の読み聞かせサークルの方が、実行委員会の代表。サークルの仲間が結集してステージを作っているようだ。集客状況を聞くと、70名程の学童保育は把握しているが、他は当日券頼り…と云うか、前売り券を買わない地域だという。コロナ前の集客状況を聞き、取り合えず150名程度の客席を設営する。…結局、モギリ数149+実行委員=170?でした。さて上演は、思いのほか客席から声が出て安心のジイ達。(学童保育の指導員さん曰く「いつもは喧嘩が幾つか起るのに、静かに観てました」でしたが…)楽しかったのは、教えてくれる女の子・4歳(?)。幕あいの積み木ゲームも盛り上がり、小学生が様々な意見を叫ぶ。その中、スッと立ち舞台へ近づくその子。演者に対して極めて具体的に、指差ししながら教えてくれる。それも一度や二度ではない。会場スタッフはアタフタ、ジイ達は「まぁまぁ」と伝え、ゲームコーナーは滞りなく終わったのでした。
posted by むすび座メンバー at 18:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする