2025年09月05日

ウサジイの公演日記#1151

【ウサジイ昔ばなし】〈152〉・・・とめがね とか
チョイとブログを読み返す機会があり、〈88〉靴箱から広がった記憶 ⇒ ジイが小学校等で公演していた頃(80年代後半〜90年代前半)、班のメンバーは5〜6歳と離れていない者ばかりだった。しかも20〜30歳台だった訳で、「靴箱の刑」などと云うオフザケ(?)も横行した。で、思い出したのは「とめがね」(=舞台を組む際にパーツを接合する金具、通常クランプなどと呼ばれる。劇団では鉄工所に特注)の件。
小学校公演では、学校側が空き教室を楽屋として提供してくれる。が、男子グループは体育館⇔楽屋の移動が面倒で、舞台袖で着替えることも多かった。止め金が活躍したのは、真冬の体育館。震えながら着替えていると、いきなり背中にベチャ〜…「ヒェ〜‼‼」5o厚の鉄板で作られたそれは、キンキンに冷えているわけで、飛び上がるほどの冷たさ。…これが毎度となれば、気を付けていれば回避できそうなものだが、そこは互いに策を練る。予め止め金を隠し置き、着替えると見せかけての攻撃等々…。(こりゃ、公演先の小学生…それも低学年レベルですなぁ) ところで楽屋は男女別に用意されているのだが…舞台がハネて着替えに戻る途中、芝居の出来に関して喧々諤々。楽屋に戻っても話に夢中…衣装を脱いでいると、「あ〜!何やっとんの、私!」話題に熱中するあまり男子部屋に紛れ込んでしまった某女史、慌てて走り去るのでした。まぁ、それほど作品に対して真摯に向き合っていたのでしょうね(?)
開演前にドッキリを仕掛けたことも…。1,980年代半ば「石の馬」、ジイは太陽仙人役。人形ではなく、アルミ線等で骨組み・衣装を着せた体+径30p余・高さ50p程の被り物=「中国風老人ゆるキャラ」の様ないでたちでした。それが出番=後半までは舞台袖に置かれている。ある日ふと思い立ち、開演前にそれを着てみる。そのまま座ると、いかにも置かれているように見える。やがて一人二人とやって来るメンバー。タイミングを図り、手をピクッ・体ごとゴテン。思いのほか喜んで(=驚いて)くれました。(待っている間は実に退屈でしたが…)
posted by むすび座メンバー at 17:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする