名古屋市の東隣・長久手市のおやこ劇場さんで「ももん&カミナリ」。ご近所だが、地元では幼保公演も多いためか久しぶりの公演。搬入時からテキパキ〜客席設定も、会員数・年齢層などを話し合いながら調整してくださる。この段階で〈会場整理は大丈夫だな〉と思わせてくれる。楽屋となる部屋には、壁に「ももん」塗り絵のオンパレード。事前で取り組んだようだ。天井には紙製の雨雲+雷がいくつも吊るされている。が…あいにくエアコンの風をもろに受けてしまい、在室中に落雷が二度ほど起こった。
さて上演…「ももん」最中、舞台前にトコトコやって来る子が何人か。打合せ時に「前を歩く位は許容範囲ですよ」と伝えてあったので、来ては立止り帰って行く子もいて、むしろ会場を和ませてくれる。後半・ももん頭ゴチッ!で涙〜蝶がやって来る場面、客席前方の小さな子が教えてくれる。「(蝶が)大丈夫だよって言ってるよ!」…ありがとうね。その「ももん」では茶々を入れていた小学生・男子集団、「カミナリ」になってもテンションが高い。が、後半・ゴロちゃん蓄音機破壊の場面。爺さんが惨状に気付くや否や「直るよなぁ」「ウン、直る直る」自問自答する子、友人に確認する子。これから起こるであろう爺さんの怒りを回避したい気分に包まれていた。…終演後の役員さん達、そんな声が愛おしいと思う話題で盛り上がっていた。
ところでこの日、ナントこの作品4回目だという方に逢う。(方と云うか、まぁ友人なのですが)で「この絵本、以前サインしてもらったんですが、@@ちゃんへと書き足してくれませんか」6年ほど前に上の子のために描いたのだが、今では下の子用になった絵本「どんどこももんちゃん」書き足して、皆で記念写真。その方「何度観ても感動します。今日は人参を抜くところで涙が出て…」と、超嬉しい言葉。・・観る側の集中力はスゴイ!どんな些細な言動も意味を持って伝わるんだと、改めて思い知らされました。

