引続き、東員町を巡演中。開演前、担当の先生との打合せでは「入場に不安のある子がいたら下見も可能ですよ」と伝えている。いつもとは違う風景の会場に、見知らぬ者がいるのだから、用心深くなる子がいるのは当然だ。その日は先生と共に、Tちゃん(4歳・女の子)がやって来た。恐がっている様子はないが、こちらの問いかけには応じてくれない。コミュニケーションをとろうと、おさんぽ劇場メンバー・Cちゃんが、小さな犬の人形を取り出す。(上演用ではなく、入場時のいわゆるウェルカム人形です)すると迷わず人形に手を伸ばす。初めから遣うモノだと判っていて、操作棒を持ち歩き始める。セッティングした舞台が気になるのか(?)、下手袖〜ホリ裏〜上手へと周回。そしてもう一回り。コード類などは実に上手に避けて歩く。先生曰く「下には良く注意が向くんです。上のモノにはぶつかるんですが」…ジイがコロコロ(=これまたウェルカム用の円筒おもちゃ)を取り出し床に置くと、人形で器用に転がす。ひとしきりの後、クラスに帰る。・・彼女、観劇に関しては「ももん」を半分ほど観た時点で納得したようでした。でも、上演後の記念写真にはやって来て、先生的には〈まぁ十分楽しんだ〉と云うことだったらしい。因みにその時、園長先生作のウサギ人形を持っていた。開演前に持った人形の感覚が気に入ったようです。
別の日にも、下見の子は何人か。会場内に居続けるのは困難でも、入り口を開けておけば最後まで観られた子も。その子は「ももん」前半・尺取虫が橋を渡り終えた途端「やったー!」と叫んでくれた。彼はももんちゃんより虫の方に、心を寄せていたんですね。別の子は「ももん」では終始大喜び・大爆笑。「カミナリ」になると、疲れたのか(?)横になったりしてる。が、後半・蓄音機が壊れ爺ちゃんが怒りだすと、起き上がって神妙な顔つきで集中観劇。ちゃ〜んと観ていてくれたんですね。

