2024年11月15日

ウサジイの公演日記#1105

「カミナリカレー」で演じている爺さんは、カレー作りが得意。カレーを知らないに雷ゴロちゃんに聞かれ「カレーと云うのは、世界で一番旨い食べ物じゃ」と断言する。若干無理もある台詞ゆえ、スパイシーな食物を総じて「カレー」とイメージして言っている。しかし、観ている子達にとって受け取り方は様々。そもそも食の好みは色々だから、反応も色々になる。大抵の子は何となく納得するが、「えーっ、違うよ!」と自分にとっての一番旨いモノを主張する子もいる。中には「へ〜、そうなんだ」と、新発見を聞いたかのように納得してくれる子もいる。(少々、後ろめたい気分)然してこの日は「人によるけどね」と、極めて冷静な発言があった。…はい、まさにその通りです。
公演先は浜松市の幼稚園。既に何度か書いているが、ここも園児数10余名。最寄りの園との合同で公演を作ってくださっている。しかし少人数には、それなりにラッキーな面も多々ある。上演にしても、ひとり一人の反応に合わせて演じられる。(=観る側に合った表現となる)上演後の質問コーナーでも、尺取虫のワークショップ的なことまでできたりする。・・・翌日は四日市市の幼稚園。ここはさらに少なく、園児6名(しかも1名お休み!)けれども「遊び会」(=未就園児に園を開放)の親子が10組ほど参加して、それなりに賑やかに。1〜2歳ほどの子ばかりだが「カミナリ」までしっかりと観てくれた。そんな子たちは、何故か立って観ている。座っての観劇は馴染まないようだ。途中で親御さんが膝に乗せるので、ず〜っとって訳ではないのだが…。放っておけば、ずっと立っているのだろうか?興味がわく。
posted by むすび座メンバー at 17:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする