「ももん&カミナリ」で名古屋市内の幼稚園公演。ジイが入団した年にはお世話になっているから、ヒョットしたら劇団創立間もない頃からの公演先かもしれない。入団初年の光景は、朧気に覚えている。夏?園庭で走り回る園児たちにホースで放水している先生方。園庭に溢れんばかりの子ども達がいた。然して近年は、例にもれず園児減少。今年は50名弱でした。けれども元気な子たち!「ももん」冒頭・ベルを鳴らしながらの導入部。「チリチリン〜」に呼応して「イェ〜イ!」次の「チ〜ン」にも「イェ〜イ!」意外な反応に驚きながらも、こちらがすっかり乗せられました。
その反応の先陣を切っていた男の子・3歳。初めは幼稚園に入学したのだが、偏食が激しく、併設の保育部門で生活している。幼稚園では給食がある。しかし彼は、ポテトとチキンナゲットしか食べない。…おそらく親御さんの食生活がうつってしまったのでしょう。ご両親は心配していない模様。園側が判断して、離乳食的なところから食生活を改善しているらしい。とりあえず入園してラッキー、あとはこの先どう過ごしてゆけるか…心配でもある。
食事と云えば、その地域には中東からの出稼ぎの方々が多い。年長クラスだけでも、13人中4名がそうした家庭の子どものようだ。そして給食には、イスラムの戒律に触れるメニューもある。なので彼らは弁当持参。昼食の配膳棚には、納入された給食弁当と持参の弁当バッグが同居して並んでいた。(因みにその近辺には、ハラル食材の店舗がいくつかある)にしても、保育園ではなく幼稚園に来るのか?中東の就学事情が関係しているらしい。(以下・園長先生談)彼らの家族は、いずれ母国へ帰る。そこでは教育施設が少なく、全員が就学できるわけではない。日本で就学(幼稚園=幼児教育)していた証明書があると、優先的に就学できる。それで保育園を避けているようだ。