2023年05月26日

ウサジイの公演日記#990

【ウサジイ昔ばなし】〈100〉・・・休暇
舞台の仕事はお客さんあってのモノ、日程変更はままならない。加えて人形劇はマイナーな世界、代役を立てられる余裕はそうそうない。よって「明日休みます!」という訳には簡単にはゆかない。ジイが入団した頃、劇団員は「俺たちゃ非国民」と言っていた。いや、国家にたてつこうってわけじゃなく、国民の休日が適用されない民である…という意味で。そんな劇団ですが、劇団規約で慶弔に関しての休暇を認めてはいる。認めてはいるが「弔」はいきなりやって来る。そこで劇団総出で対応に当たる。ジイも後輩の家族に不幸があった時、彼の公演班に助っ人として入ったことがある。
ジイ自身はと言うと(実家は長野県・車で2時間余)・・・入団時、両親に「親の葬儀に出られないかもしれない」とは宣言していた。実際かなりの確率で、そうなるとは思っていた。で実際は…親父は認知低下で施設に入ったが、しばらくの後体調を崩した。久しぶりに病院へ訪ねて行った翌朝未明、携帯が鳴っての訃報。その日は公演、翌日が空き日で、翌々日は北海道への移動日。葬儀に出て空路北海道もよぎるが、妹の手腕により、翌日中に通夜&葬儀というタイトなスケジュールが出来あがった。おかげで不孝回避。それから…母の時はコロナ禍。幸か不幸か、仕事がない時期に看取ることができた。不信心で神を信じないジイだが、親が子の状況を配慮してくれたとしか思えない。
さて慶事に関しては、まず妹の結婚式。1年前に報告があった。が、おやこ子ども劇場の日程はそれ以前に決まる。当日は遠く九州から祝福していた。(親族はどう思っていたのだろう?非難の声は聞こえていない)時は下って最近、姪の結婚式。1年以上前に連絡があったが、奇跡的にピンポイントで公演が入っていた。で、ゴメンナサイ。今年の秋に甥の式があり、出席可能。まぁ、それはそれで面倒な感じもある。
posted by むすび座メンバー at 17:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする