静岡県の中ほど、お茶畑の広がる牧之原市で「ともだちや」の劇場公演。実はこの作品、諸々の事情で昨年秋を以て終演の予定でした。が、これまた諸々の事情で上演が続くことになりました。その頃に旧知の方から連絡が入った「『ともだちや』ってまだできるの?秋までって書いてあるけど」丁度上演の延長が話し合われている時で、ありがたいことに公演が実現しました。
…で、旧知の方と云うのは、ジイの大学サークル時代の後輩である(知る人は知ってる)半農半芸の人形劇人…の奥さん。1980年代・ジイが「石の馬」でうかがって以来、大変お世話になっている。おやこ劇場の活動に尽力されているわけだが、多分に漏れず会員減少の傾向。けれども、その前向きな気持ちには、こちらが励まされるほど。この日の開演前の挨拶でも「今日、新入会が4名ありました。これで劇場の会員は30名になりました!」…そして会場からは大きな拍手。また、今年度は劇場の周年事業で、地元に所縁のあるパフォーマーの連続公演(年間5回)を企画。行政に助成金を申請しているが、下りなくてもやります!とのこと。
さて搬入時には3名程の方が手伝ってくださったのだが、お二人は車で小一時間かけて来たという。お住まいの地域にも劇場はあるのだが、この劇場の雰囲気が好きで会員になっているらしい。確かに、出会ってきた劇場さんにはそれぞれの色がある。どれが良いわけではなく、構成メンバーの雰囲気が反映されていて面白い。