浜松市のこども園で「ももん&カミナリ」の公演。大学まである法人の施設だが、田園地域にあり子ども達は超人懐っこい。規模もそこそこある園だが、スタッフの人数が贅沢な感じ。…ある意味、チョット(良い意味で)変わってる園です。10年ほど前に初めて伺って以来、ずっと呼んでもらっている。上演時に楽しいのは、会場入口に掲示されたポスター。先生がパソコンで作ったようです。子ども達は、これまた手作りのチケットを持ってやって来る。入口で先生がもぎっての入場です。
それからが、チョット変わってる。まず「皆、座りたい所に座りましょう」…年齢順とかではないのです。入場した順に好きな所に座る。その日は年長クラスが早かったので、彼らが最前列。色んな意見があるかと思いますが、これはこれで面白い。座高がさほど変わらなければ、鑑賞エリアが十分にあれば、色んな順序で試してみるのも良いかと思う。後から来た子が、最前列に割り込んだりするから、いわゆる「自主性の尊重」が確保されている。
そんな園だから、寝転んで観る子がいても放任。演じる側には特に影響ないわけで…ジイ達はどんな格好で観ても気にしません。(寝てると目線が下からになり、見づらいとは思いますが…)それから、踊る子もいた。「カミナリ」の舞台転換時の音楽が気に入ったのか、踊りだし、音楽終了後もしばらく踊っている。これには先生方は大笑い。「カミナリ」上演中に「お爺ちゃ〜ん!」と声がかかる。理由は不明だが、彼は終盤・爺さんゴロちゃんを待つの景でも、爺さんの「お〜い、坊主〜!」に呼応して「お〜い、坊主〜!」こればっかりは演者として、やり辛い。…叱咤激励の言葉として、いただいておきました。