2024年09月20日

ウサジイの公演日記#1093

涼しい北海道から帰ると、蒸々暑々〜の地元幼保公演。東郷町は公立4園に公費での観劇を行っている。今日の園「ともだちや」では、後半ず〜っと「オオカミさん、可愛くない」と言われてしまった。前半ラスト、ミニカーをキツネにあげると「いいな〜、僕も欲しい!」残念、舞台と客席には厳しいラインがあるのです。・・・で、北海道の思い返し。
札幌で夕食交流会があった。コロナ時には中々できなかったが、互いの活動のためには有難い機会なのです。食事が運ばれ、最初は観たばかりの「ももん&カミナリ」の感想から始まる。この作品を採っていただく時には「ももんちゃん」の力が大きいのですが、話は段々「カミナリ」についてに移って行く。お芝居の中で、爺さんは忖度することなく子どもを怒る。(ジイは、それをやりたくてこの作品を選んだのですが…)その情景から話は広がり、子ども劇場事務所での情景が幾つか話された。そのどれもが、「子どもと真剣に向き合えば、その子はチャント判ってくれる」って云うような話だった。家や園・学校で上手くいっていない子が、事務所にやって来た。イケナイことをした時に、運営陣が怒った。その子はシュンとしたが、次に会った時には懐いてくれた。その子に「誰が一番好き?」と聞くと、怒った人を指名したという。そんな話が、いくつも聞かれた。劇場活動を続けてきた方々だからこそ、そんな対応ができた。ずっと子どもと向き合ってきたからこそ、大胆だがちゃんとした対応ができたのでしょう。そんな話を嬉しそうにし合うお仲間の姿が頼もしかった。
posted by むすび座メンバー at 06:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする