【長崎祭典】B
長いツアーには休日もある。しかし「おさんぽ劇場は休まない!」のかな?佐世保から70q・90分かけて、諫早市のステージ・風の子九州「ふらっと・ぶらっと」を観に行く。ジイ達同様、祭典を巡演している劇団風の子九州さんの公演です。他劇団の作品に触れると、もちろん具体的な参考になる面もあるが、翌日からの上演中に何かしら新しいイメージが生まれる。(様な気がする)暑い日だった分好天で、往復のR205からの大村湾の風景は、格別でした。
翌日は五島列島・小値賀島への移動。29回に及ぶ祭典で、初めて取り組む地域です。中心になっているNさんが佐世保の劇場の会員さんで、5〜6年前の「マリーちゃん」の例会を観ており、その縁でジイ達を呼んでくださった。若いお母さんは8割方島外から結婚で「この地では文化には触れられない」と思っていたらしい。この度のNさんの提案に、20名近い方が集まり実現となった。しかも2,000余人の島で既に140の集客が見込まれている!(名古屋を例にとれば14万人となる)佐世保港〜宇久島を経由〜小値賀港は、途中縦揺れもあったが、まずまず平穏な海でした。到着すると早速の打合せ。何しろ初めてなので入念な話し合いが必要。そこは同行してくださった県連絡会の方が、丁寧に説明してくださった。
さて当日、会場準備にも大勢のスタッフが参加。中学生やお父さんも活躍している。公演は上々で、後から聞くと、取り分け大人からの感動の声が多かったようです。実際にはジッと見入る感じでしたが、島の方の観るスタイルなのでしょう。前列・幼児グループは盛り上がってましたが、脇の方でお母さんと観ていた1歳さん。後半冒頭・コダヌキ君が登場すると「♪〜オッパイ飲んで寝んねして〜」と歌い始める。その後もコダヌキ君登場の度に「♪ポンポコ山の〜」と始まる。お母さんはアタフタ。しかし、さすが島、周りは平然と観ている。そしてジイ達は「ククク…」と笑いをこらえるばかり。小さな狸が大好きだったんだねぇ。
※言い出しっぺのNさんは、千葉県の子ども劇場出身。彼女が相談したSさんも劇場っ子。10年・20年前に頑張っていた、おやこ子ども劇場の取り組みが、今回のステージに繋がったのかもしれません。
posted by むすび座メンバー at 18:22|
日記
|

|