2024年05月30日

ウサジイの公演日記#1070

2週間ぶりの「ももん&カミナリ」は名古屋市の公立幼稚園。市立幼稚園には隔年で観劇費用が出ている。(有り難くもあるが、「惜しい!」と言いたいところ)という訳で、その園では公費なしの年度はPTAの予算で観劇している。園へ到着すると、先生方が搬入を手伝ってくださる。仕込み終わり打合せをすると、年少クラスは1本目を観て退出するという。観劇会の時期がいつもより早いコトと、今年のクラスに不安な子が多いらしい。ジイ達としては少しでも多く観て欲しい。「2本目の途中退出も可能です」と告げ、そうなった場合に他のクラスの邪魔にならぬ席順を提案した。
仕込みが早めに終わったため、ジイはコロナの頃には自粛していた園内散歩。いや〜楽しいなぁ。園舎の戻ると、ワニのオモチャを引っ張りながら走っているY君に出会う。少々支援が必要な子らしい。廊下を元気に走り回っている彼と話そうとするが、なかなか相手をしてくれない。で、引っ張っているワニのオモチャに「ワニ君、こんにちは」すると彼は、ワニを手に持ち「こんにちは」と言いながら頷くような動作をさせる。まさに人形劇の入口!…終演後帰る際に「ワニ君、さよなら」にも同様の行動。彼にとってワニ君は、アウトプットの道具なんだろうか?
ところで年少クラスの件…1本目にかなり集中していたため、2本目も観ることにした。結果、まったく問題なく終演をむかえた。いや、むしろ年中クラスの方がソワソワしていた傾向もあったくらい。園での日常の活動とお芝居とでは、違ったモードが働く面もあるのでしょう。ちなみにこの園のPTA内には人形劇サークルがあり、この日も後ろで観劇。終演後には熱心に見学されてゆきました。
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2024年05月27日

ウサジイの公演日記#1069

一週間程度のツアー中に珍しく休日が入った。宿は博多駅近くだが、人混みは(年齢的に?)好みではない。そこで前日の子ども劇場さん推薦=糸島半島へ向かう。あいにくの曇天、でしたが玄界灘の海はとってもキレイ。サーファーが集まる砂浜や、おしゃれなカフェには目もくれず、半島を一周。昼食は半島付け根辺りで長浜ラーメン¥550。帰って早い夕食も博多ラーメン¥290。どちらも地元民御用達の、簡素な作り…と云うか、少々汚れも見つけられそうな店舗。でも、これぞ博多ラーメンてな感じでした。
休日明けは、飯塚・大牟田と炭鉱で栄えた地域での上演。どちらも予定を上回る集客で、しかも開演前の子ども達のテンションがスゴイ!お芝居が散漫にならぬよう、超集中しての舞台でした。ジイ達としては〈これを乗り切れば帰って休みだ!〉にすがりながら駆け抜けた、って感じ。飯塚では終演後のステージ前撮影会、希望者多数で30分近くも!50周年記念例会だった大牟田は一般の方も多数ご来場、入場者数の集計が追い付かなかった。150名来るかもしれない、が⇒200名は居たんじゃないかな?
寄り道@:飯塚公演の前には足をのばして「田川市石炭・歴史博物館」へ。意外と近年まで採掘してたんですね。実際に使用された機械の展示・炭鉱住宅での暮らしの様子・実際に撮影された映像などがあり、大変興味深いものでした。 A:劇団風の子九州さんの「やだ、やだあっかんべー!」を観劇。旅前に問い合わせたところ、大牟田への移動途中にある小学校での公演を知らせていただき、見学を取り計らってくださった。お芝居は申し分なく、加えて児童の入退場指導などもスマートでした。 B:帰途に就く日、大牟田動物園へ。園内も満喫したが、目的は一番奥に併設されている「ともだちや絵本美術館」。同市が「ともだちや」原作者・内田麟太郎氏の出身地であることから設立された。時期によって様々な作家の原画が展示さてている。…施設内で読み聞かせをされている方々は、前日の公演にご来場。大歓迎〜記念写真撮影となった。
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2024年05月24日

ぶぶふぉと・・・ラーメン

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福岡はバツ1バツ1骨ラーメン。
好きになれないんだなぁ、
美味しいけど。

※ 糸島市のドラゴンにて
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2024年05月22日

ぶぶふぉと・・・宗像

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世界遺産の社殿の前で、
劇団遺産の登録を誓う!

※ 宗像大社本殿を背景に
(因みに「ぶうぶ」の製作年からすれば、
その資格は充分ある)
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ウサジイの公演日記#1068

翌日は大分市からR10を北上し、福岡県に戻って行橋市&京都郡の公演。移動途中に寄った宇佐神宮は、広大な森の中に朱塗りの社が映えていた。この前に訪ねたのは35年余前・「石の馬」の時には、この地にも子ども劇場があったなぁ…と感慨深い。その日のステージは、人数的にはちょっと寂しかったが…その分隅々まで目が届く。つまり、ひとり一人の反応が判るわけで、それがお芝居に反映されて良い面もある。オオカミが「オレは恐いのか?」と嘆く場面では、チョットだけ客席に問うイメージで演じる。大人数だと混乱をきたす危険もあるが、少人数では楽しい雰囲気にもなる。・・・で、その夜は劇場運営陣との夕食交流会。コロナを契機にめっきり少なくなったが、お芝居のこと・劇場運営のことなど話してなかなか楽しい。会員減で厳しい状況なのに驚くほど前向き、実に明るい方々だった。今回の「ともだちや」を以て単独での例会は終了、次回からは隣の北九州と合同だというが、「いつかまた単独で…」と言い切る気持ちが嬉しかった。
そのまた翌日はR201を西進、田川からは県道を北上、直方を通って宗像へ。時間に余裕があり、宗像大社に立ち寄る。近年、沖ノ島などと共に世界遺産に登録された神社です。田園地帯の端、小高い山に守られるように鎮座している。興味深かったのは山の頂上にある高宮斎場=社殿を造営する以前に祭事が行われた場所。石で方形に区切られた中に、木が一本生えているのみ。周りの木立のざわめきから、いにしえが偲ばれた。・・・さてその日の公演…3日前と同じ会場で運営陣と再会。同一ツアーで離れた日程は、不思議な感じだが、再会の嬉しさもある。仕込み時には「今日は人数も少なく年齢も高い」とのこと。落ちついたステージになるかと思いきや、予定よりも多い入りで低年齢の子も少なくない。賑やかなステージになった。それからこの日は、地元福岡の児童劇団の方も来場。ジイ30歳頃・福岡での公演の際に、その劇団の小学校公演を拝見した際にメインキャストだった方。何十年ぶりかの再会でした。
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2024年05月21日

ウサジイの公演日記#1067

「ともだちや」九州ツアー:宗像粕屋4劇場合同例会の翌日は、九州道南下〜鳥栖JCTで乗り換え、大分道を東進して大分市へ。この日も2ステ、しかも予想以上の集客で、会場整理はテンヤワンヤ。子ども達の反応も、昨日に劣らず元気いっぱい!ところで開演の挨拶は、係の子が担当する場合が多い。この日は小学2年生・男子のY君。持ってきた大きな袋から出したのは、手作りの提灯・幟と浮き輪、耳を付けたキャップ…そう!キツネ君のコスプレでした。すっかりキツネになって「ともだちやで〜す♪ともだちやの始まり始まり〜」会場は大盛り上がり。終演後、彼に「お疲れさま」と伝えると、近くにいた劇場運営陣が「劇場の別企画でも、この格好で進行役をしてくれるようです」…すっかり自信をつけた、と云うかハマってしまったのかな?
「ともだちや」は二部構成になっており、それぞれの冒頭で「@@@@の巻」とタイトルコールをするのだが…二回目のコール時、一回目を聞いている子ども達は役者と一緒に「きつねくんと・・・の巻!」の大合唱!すっかりお芝居に参加していました。そればかりか、お芝居終盤・オオカミが手紙を書く場面。大きな紙に「こだぬきへ」と宛名を書くのだが…この時も、ジイ演じるオオカミが書く前に教えてくれる。会場から「こ!」オオカミも「こ」、会場「だ!」オオカミ「だ」・・・なんだか操られているような感じになってしまった。
・・・書き忘れ:初日に終演直後の交流会で出た意外な質問。「キツネくんは男ですか?女ですか?」まぁ絵本の感じからすると少年のような気もするのだが、ジイ達の答えは「う〜ん、よく判らないんだよね。それから性別について、決めつけるのは良くない気もするんだ」続けて「君はどっちだと思う?」するとその女の子・4〜5歳は「オンナだと思う」…遣い手が女性だったためなのか?それとも・・・?
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2024年05月20日

ぶぶふぉと・・・大分

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白ブタじゃないよ、
城ブタだよ!

※ 大分市・府内城址にて
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2024年05月19日

ウサジイの公演日記#1066

2024九州ツアーが始まった。一年ぶりの瀬戸内航路で、新門司港から上陸。高速道路での移動なら一時間程の会場、入り時間は午後…という訳で、ジイの大好きな下道の移動。新門司から山越えで関門海峡側に走り、北九州道路に乗る。海の向こうには下関の山々が見える。その昔は、小倉日明港に着岸してたよなァ、なんて思い出しながら…小倉〜若松〜戸畑で都市高速を下り、海沿いに宗像市の道の駅「むなかた」=大盛況でした。「シー陶器」と名付けられたペンダントをゲット。海岸に打ち寄せるガラスや陶器をリユース、手作りのアクセサリーを作っている方の作品でした。その後、更に玄界灘を南下して古賀市、で上演。
いきなりの2ステでしたが、どちらも満席(以上)で、超盛り上がりの客席でした。悩むオオカミさんを応援したり、「オオカミは…恐い!」とダメージ頂いたり。おかげでジイもテンションマックス、後で疲れるのに張り切ってしまいました。フェイスブックの友人も来場。お孫さんの反応を知らせていただきました。オオカミさん人形の背中に見える操作棒が気になったらしい。心配してくれた、刺さっているのかと。でも、満足のお孫さんだったと、ありがたいお知らせ。旧知の劇団関係の方も、地元らしく顔を見せてくれました。20年近く前に鹿児島でお世話になった方です。長いこと演じていると、有難い出会いがあるものです。
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2024年05月18日

ウサジイの公演日記#1065

【ウサジイ昔ばなし】〈123〉・・・健診
先日受けたのだが、劇団は企業健診を実施している。これはジイが入団した40余年前には、既に行われていた。体が資本の業態ゆえ、当然かとも思えるが、零細劇団にしては先進的だったのではあるまいか?さて、その健診先は「南生協病院」という。…そう生活協同組合の形態をとる医療機関なのです。入団すると劇団の経費で組合員になる、つまり病院の株主的な立場になるのです。そうすると、健診等で優遇措置があり色々と便利なのです。
ところでこの「生協病院」の由来は、ジイが子どもの頃にこの地に襲来した伊勢湾台風。(ジイは遠く離れた信州で育っていましたが)未曾有な被害から立ち上がる過程で、自前の医療を確保しようと診療所を作った。今では名古屋市南部〜知多北部を網羅する総合病院になっている。(西隣の港区・協立病院も発端は同じ)さて入団した頃は、総合病院とはかけ離れた姿、木造平屋建ての病院でした。新年度になると劇団員がこぞって健診をしていた。数年の後、すぐそばに、鉄筋コンクリートの4〜5(?)階の病院が建った。今思えば劇団も急成長、世の中が好景気だったのかなぁ。その後20余年経ち、設備も老朽化し、2010年に今の地・緑区大高に新設移転した。医療機関としては発展してきたわけで、大変ありがたいのだが、ある意味庶民的だった時代を懐かしむジイでもあるのです。
それは・・・他団体に物申すのは、如何かとは思うのですが…昔は、院内で患者を「@@さ〜ん」と呼んでいた。今は「@@さま〜」と呼ぶ。ジイとしては〈仲間なにに変…>と感じてしまう。様々な事由があり仕方はないのかもしれないが、ジイ達は保育・教育関係者とも「さん」で仲間としてやってゆきたいと思うのです。
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2024年05月13日

ウサジイの公演日記#1064

「ももん&カミナリ」で静岡市清水区の劇場公演。ちょうど一年ほど前に「ともだちや」で訪ねたばかり。運営の方と以前お逢いした時、ジイの役者的余命の話になり、「じゃ、早く観なくちゃ」と言ってくださった。有難い…文字通り「役者冥利に尽きる」です。前泊の宿は、駿河湾に面した健康ランド。朝一の散歩は海岸へ出ました。あいにくの曇天でしたが、右手に三保の半島・向かいには遠く伊豆半島。ずっと左には手前の崖に向こうに富士山!残念ながら頂きは雲の中…でしたが潮の香に元気をもらって会場へ。
上演は程よく集中感あり、取り分けキャリアある方々からの拍手に励まされましたが…子ども達もすごかった。その@お約束係り:劇場さんの例会では、開演前にお約束がある。観劇マナーの告知なんだが、子ども達が担う場合が多い。この日は小学校一年生と幼稚園年長の女子三人組。初めての子もいて、早々にお母さん主導の練習があった。しばらくして、お母さんは受付設営等々に向かった。残された子たちは走り回ったりしていたが、何となく集まり自主練を始めた。互いにダメ出しをしながら、何度も何度も。恐らく十回程度はやったんじゃないかなぁ。そのおかげか?本番は申し分ない出来!初々しさに欠けるほどでした。 そのA虫好き?:「ももん」の尺取虫は人気なのだが、反応はカ〜ヮイイ〜とキショッ!に二分される。この日の本番中「可愛い〜!」という声が何度も聞こえてきた。まぁ、そんな子もいるだろうと思っていたのだが…終演後にお母さんから声を掛けられた。「この子が気に入ったみたいで…」そんなに好きならと、簡単に作れる尺取虫を出して説明した。が、しばらくの後、またしてもその子が来る。さすがにと、登場した本物を見せ、遣ってもらう。納得して帰った彼(小4男子?)だったが、果たしてマイ尺取り虫を製作したのか?気にかかるところだ。
posted by むすび座メンバー at 21:15| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月03日

ウサジイの公演日記#1063

例年、幼保の公演が始まるのは連休明け。と云っても、5月のスケジュール表が埋りきることは少ない。が、今年は違う。連休明けは、いわゆる公休日以外はすっかり埋まっている。それにも増して、GWの谷間=5/1&2に幼稚園公演が入った!ジイ達のグループ、今年は1学期に旅公演が多く入っている…その影響だろうか?ともあれ年度が替わると、演じ方も慎重になる。園の子たちの月齢が1年近く若返るからだ。昨年度中に知らず知らず増えてしまった余分な台詞を無くし、お芝居のテンポも速すぎず…と云って間延びしないように。・・・てな感じで、心して向かった園ではあるが…思いの外、落ち着いて観てくれる新入園児さん達だった。先生方にそのことを伝えると「いや、今年の子たちは落ち着いてるんですよ」…いやいや、そうは言ってもかなりの集中でしたよ。どちらも、名古屋市内の比較的中心部にある園ですが、先生方も含めて落ち着いた雰囲気だったんです。環境は大切ですね。
とは言っても入ったばかりの子たち⇒*「ぐるんぱ」前半・大きなビスケットを作ると、前列の男の子「美味しそう!」と半分立ち上がる。ぐるんぱ君が失敗を怒られても「美味しそう」…いやいや、主人公の立場も考えてね。*幕あいに「クルクル蝶々」なる折り紙で遊ぶ。その説明をしている際「これは赤いけど何色でもいいよ」その途端「ボクは青!」「ピンク!」挙句の果てには、友人の好みまで教えてくれる。…ハイ了解です。*最前列の男の子、隣の女の子の髪飾りに気が付き「奇麗だね」と飾りを触りだす。…が、当の女の子は舞台に集中。男の子も、眼に入ったから言ったまでか?やがて舞台に戻って来ました。
posted by むすび座メンバー at 18:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする