2015年06月25日

ウサジイの公演日記#610

6月始動の新作「やんちゃ めっちゃ ぶー」&「こぎつねコンとこだぬきポン」(→以下、やんちゃ・コンポンと記します。)の名古屋市内の幼稚園公演。到着すると、既に園庭あちこちで遊ぶ子が沢山。先生曰く、外遊びを重視しているとのこと。そう言う主任先生自身が先頭に立って遊んでいました。「ヨシヨシ、良く遊ぶ子は集中力もあるぞ」と思いながらの仕込みでしたが・・・。
「やんちゃ」が始まると、まず笑いが起こり……しばらくの後、「遊んでるだけじゃん!」・・・そう!そういう作品なんですが、毎年観ている子たちの尺度からは外れていた模様。もちろん楽しく観て頂けましたけれど。そして幕間の手遊び中にも「人形劇は?」(ハイ、もうすぐです)
「コンポン」が始まると、思いの外の静けさ。お話=ストーリーを待ちかねていたらしい。ところでこの題材、ジイが入団した頃に6人で上演したことがある。登場人物を考えると妥当な規模です。それを2人で創ると、当然無理も出てくる。まぁ、そこが楽しいんですが……。お話の終盤、化けっこした二人が元に戻ってしまう場面。キツネ家では子ダヌキを前に、娘の所在を心配する母。そして前の景に登場の娘狐は、舞台脇で布団を被っている。次の展開を見据えて、仕舞うわけにはゆかないのだ。年長さんには通用する表現だが、年少さんにはそうはいかない。母狐が「コンは?コンはどこ!?」と問うと、当然「そこそこ!そこに居るよ!」・・・ジイ達は、聞こえなかったことにしてお芝居を続けるのでした。
posted by むすび座メンバー at 07:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月20日

ウサジイの公演日記#609

下呂市の保育園巡演。市の取りまとめで、市内10園が3日・6会場で観劇です。初日は朝6時前に出発、名古屋高速・小牧北出口から国道41号をひたすら北上し、飛騨川の流れが美しい山間の街に到着。初めて出会う園も多く少々緊張しての開演でしたが、素直な反応に楽しい三日間を過ごせました。
「マリーちゃん」序盤・食後のおばあさん元気がない場面。ナレーションのジイが「どうしちゃったのかなぁ?」と問うと、会場から「味がないから!」……実は孤食を嘆いているのだが……確かに調理の演技はフライパンを振るばかり、味付けはしていない。子どもは実に細かい部分を見ている。・・・で、終盤のおばあさんシーソーから落ちて去る場面。マリーちゃんが「あれっ?ばあさん!?」と不思議がる。すると最前列の3才さん「もう嫌だって言ってるじゃん!」これは彼らの実生活で良く出会うとパターンなんでしょうね。言葉に説得力がありました。
いわゆる「多動」の子も、しっかりと観てくれました。お芝居が終わる頃、舞台裏へ回り込んだ子。担当の保育士さんに捕まえられていましたが・・・対応したCちゃんの話では、舞台袖の容れ物を見て「これは大きいマリーちゃん、これは小さいマリーちゃん」と冷静な判断。後で聞いた先生は「会場から出て行きそうになって、ドアの向こうから覗き観ていました」。うーん・・・当人にとって最上の見方があるのでしょう。否定はできません。
ちなみに下呂市:下呂温泉の地域ばかりではなく、飛騨南部・益田郡の合併によってできた街です。
posted by むすび座メンバー at 10:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月15日

ウサジイの公演日記#608

「くりちゃんメモリアルシアター」・・・人形芝居くりちゃん=故・栗田正明氏を記念しての人形劇フェスティバル。自ら主宰する劇団の公演活動のみならず、全国専門人形劇団協議会の役員や、とらまる人形劇研究所の運営に多大な役割を果たした栗田氏。その想いを忘れまいと立ち上げられた企画です。同じ静岡中部で活動する茶問屋ショーゴさんを軸に、全国の仲間が協力して実現しました。第2回の今年は、地元のおやこ子ども劇場の皆さんの協力もあり、盛大な催しになりました。
上演は、劇団はてな・わけちゃん、そしてジイ達おさんぽ劇場。ロビーでは、Pことり座。その他、工房太郎・人形劇団わにこ・劇場運営陣の皆さんと静岡の人形劇の仲間がスタッフとして活躍。何と200名位を超える方々に見て頂けました。お客さんは観る気満々、上演陣も濃い方々で、ジイたちはオドオドするばかり。90分を超えるプログラムにも関わらず、小さなお客さんも最後まで集中してくださいました。
公演後、くりちゃんのお墓参りを済ませ、ご苦労さんの昼食会。地元磐田市の人形劇人Y氏曰く「最近出会わないフェスだった。会場の雰囲気が良かった。ジョイント劇団のマッチ感が心地良かった。」……確かにそうかもしれない。そのキーワードは「手弁当」じゃぁないだろか?参加者の意思で集まり、意思の塊でできたステージだったようです。何しろ、プログラムはチラシに書かれているものの、前夜の飲み会……いや打合せで「それもやろうよ!」「そこのツナギは何とかなるよね」的な発言が出る。上演者が運営する良さ(?)なのか、当日もライブ感あふれる時間を感じました。・・・ある意味、そんなアバウトを楽しむ世代が集まったのかもしれません。
※「茶問屋ショーゴ」さんのHPもご覧ください。
posted by むすび座メンバー at 09:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月10日

ウサジイの公演日記#607

おさんぽ劇場第3弾「ヤンチャメッチャブー」「こぎつねコンとこだぬきポン」が始動しました。仕込み開始は3月下旬。途中「マリーちゃん」の公演や、「ケンムン」での鹿児島祭典を経て、ようやく初演を迎えました。一気に創るのも良いんですが、ちょっと寝かせて改めて創るのも良いもんです。・・・熟成されると良いんですが・・・。
初演は、日本のデンマーク=安城市の保育園。ジイは爺を自認するだけあって、そこそこ経験値は高いのですが、ショエンって云うのは何度やっても緊張する。新しい衣装も馴れないし、子ども達の視線が特別なものに感じる。まぁ、その辺りを忘れずに巡演するのが大切なのでしょうね。さて、その園は先生方が大盛り上がり。コンとポンの両親が登場する度に、ザワザワ……。そして、笑い声。それは何故かといえば・・・それは、観てのオタノシミ。今度の年末年始に、名古屋栄のひまわりホールへおいでください。
翌日は地元公演の最南端・三重県度会郡大紀町、尾鷲の手前です。「コンポン」中盤、化けっこの場面。ポンが化けて「これなーんだ?」子ども達は当然、自分への問いかけと 思う。「お芋!」ハイハイ正解です。次にコンが提灯に化ける。すると「電気!」……うーん、ちょっと違うなぁ。次のポンの徳利は、やはり判らないようだ。そして最後にコンが化けると・・・「オゾーサン!」「オジーサン!」残念でした、お地蔵さんです。
posted by むすび座メンバー at 19:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月01日

ウサジイの公演日記#606

【鹿児島祭典F】
県北部・宮崎県境・湧水町のステージ。会場の小学校に到着するや否や、下校の子ども達に宣伝開始。今年の集客につながるかどうかは判らないが、小さな事からコツコツと…です。しばらくの後、実行委員長の娘さん登場!昨年も遊んだKちゃんです。再会に笑顔満面、仕込み中も舞台の周りをハイテンション。上演中はお手本のようなお客さん、床を両手で叩きながら笑ってくれる。勿論そのレベルが続くはずもなく、終演後の交流会ではお母さんの膝の上で瞼がくっ付きそう。
そのステージの最前列に男の子・多分1才余。上演中もさまざま反応してくれたが、「ケンムン」ラスト・お祭りの場面。ジイ達が花飾りの被り物を付けると、立ち上がり指差し前進。何か言いたげに、左右の人差し指をジイとCちゃんに向け続ける。そして終演、主催者さんからのプレゼントのセレモニー。司会役がプレゼンターを招集すると、彼も集合しようと・・・幸いプレゼントの品数が多く、機転を利かせてくださり、彼もプレゼンターの大役を務める事ができました。
第27回祭典のラストステージは、県西部・いちき串木野市。ここにもハイテンションの子が・・・三兄弟の末っ子、搬入前から全力で遊ぶ。仕込み中も走る走る。で、ステージの打ち合せの頃には、ややおネムの気配が…。案の定、開演時には熟睡。お話が大好きなのに、何をしても起きなかったらしい。幕間には何とか起きて、「ケンムン」は大笑いで観てくれたとのこと。ヨカッタ!
このステージの会場も小学校。数日前に宣伝で訪れた時、校長先生には大変お世話になった。地元愛・文化愛の先生。当日も早くから来てくださり、子ども達と歓談。椅子席ではなく、子ども達と同じ目線の桟敷席で観劇!幕間の手遊びにも積極的に参加してくださりました。(人の事は言えませんが、おじさんの手遊びはカワイイ!)そんな先生の学校で学ぶ子達、幸せだよね。
という感じで、コースは終了。帰途に就く前、劇場例会で来鹿の「ピノキオ班」の仕込みを陣中見舞い。その後、フェリー出航の志布志に向かう途中、大隈湖畔の「アピックセンター」に寄る。詳細は伏せますが、一見の価値はありますよ。
posted by むすび座メンバー at 00:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする